【2023年8月版】[年収別]マンション購入費用をシミュレーションで徹底計算!中古/新築比較・諸費用の一覧あり

実際に物件を購入した人の情報を元にマンション購入の諸費用をシミュレーションしました。マンションや戸建てを購入する際、物件価格はどれくらいが目安なのか?諸費用はどれくらいかかるのか?現金でいくら必要?など、なかなかイメージできないという方が多いです。「どの費用が、いくらぐらいで、いつ払うのか」「購入費用を節約するための4つの工夫」を徹底解説!

更新日:2023年08月15日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • マンションや戸建てを購入する時、物件価格は年収の5~7倍が目安
  • 購入する際に必要な現金は、合計物件価格の20%程度。内訳は契約時費用(頭金等)に10%、引き渡し時に10%(仲介手数料等)ほど
  • 購入時の諸費用を安くすることや諸費用に対してもローンを使うことで、初期費用を抑える工夫もある
この記事では、マンション購入の諸費用に関するシミュレーションを解説していきます。

さらに内訳や実例の読み解く方法をイエシル不動産アドバイザーにインタビューした内容をもとに解説します。


マンション購入の費用は、手付金・印紙税・頭金・仲介手数料など多岐にわたるため、少し長めの記事となります。難しい用語なども出てくるので、読むのが面倒!口頭で説明を受けたい!という方は、専門家に無料で質問し放題のイエシルアドバイザーサービス』をご利用ください。

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それではマンション購入の諸費用に関するシミュレーションを見ていきましょう。

物件価格と諸費用の目安

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マンションや戸建てを購入する際は、「物件価格は年収の7倍まで」「必要な現金は年収の半年~1年分」が目安です。 以前は物件価格は年収の5倍が目安と言われていましたが、近年では低金利のおかげで返済負担が減ったため、年収の7倍まで借りる人も珍しくないです。 年収別のモデルケースを見ていきましょう。

Aさん
  • 世帯年収:500万円
  • 物件価格:2,800万円
  • 必要な現金の目安:322万円
    • 頭金:150万円
    • 頭金意外の諸費用:172万円
  • 物件タイプ:中古マンション


Bさん

  • 世帯年収:600万円
  • 物件価格:4,200万円
  • 必要な現金の目安:557万円
    • 頭金:210万円
    • 頭金意外の諸費用:347万円
  • 物件タイプ:中古戸建


Cさん

  • 世帯年収:700万円
  • 物件価格:4,900万円
  • 必要な現金の目安:805万円
    • 頭金:400万円
    • 頭金意外の諸費用:405万円
  • 物件タイプ:新築戸建


Dさん

  • 世帯年収:800万円
  • 物件価格:5,600万円
  • 必要な現金の目安:865万円
    • 頭金:550万円
    • 頭金意外の諸費用:315万円
  • 物件タイプ:中古マンション


Eさん

  • 世帯年収:900万円
  • 物件価格:6,300万円
  • 必要な現金の目安:1,109万円
    • 頭金:630万円
    • 頭金意外の諸費用:479万円
  • 物件タイプ:中古マンション


Fさん

  • 世帯年収:1,000万円
  • 物件価格:7,000万円
  • 必要な現金の目安:1,396万円
    • 頭金:800万円
    • 頭金意外の諸費用:596万円
  • 物件タイプ:中古マンション
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このように、物件価格が上がるに連れて、諸費用として必要な金額も上がってきます。今回の計算ではだいたい年収の1年分が現金として必要になり、このうち半分近くを頭金(物件価格の一部)が占めています。

最近では物件価格をまるまる「フルローン」で組んだり、その他の諸費用の部分まで借りる「オーバーローン」も増えています。

手持ちの現金が少ない時は、こうしたローンの活用も検討するケースが多いです。

それでは、年収別にどのような費用が発生するのか、具体的に見ていきましょう。

Aさん(世帯年収500万)

購入物件:中古マンション
物件価格:2800万(建物1400万、土地1400万)
住宅ローン:2650万を借り入れ
固定資産税評価額:建物700万、土地980万
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Bさん(世帯年収600万)

購入物件:中古戸建て
物件価格:4200万(建物1200万、土地3000万)
住宅ローン:3990万を借り入れ
固定資産税評価額:建物600万、土地2100万

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Cさん(世帯年収700万)

購入物件:新築建売戸建て

物件価格:4900万(建物2000万、土地2900万)
住宅ローン:4500万を借り入れ
固定資産税評価額:建物1000万、土地2030万

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Dさん(世帯年収800万)

購入物件:中古マンション
物件価格:5600万(建物3600万、土地2000万)
住宅ローン:5050万を借り入れ
固定資産税評価額:建物1800万、土地1400万
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Eさん(世帯年収900万)

購入物件:中古マンション
物件価格:6300万(建物3000万、土地3300万)
住宅ローン:5670万を借り入れ
固定資産税評価額:建物1500万、土地2310万
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