<毎月更新>東京・神奈川・千葉・埼玉(首都圏)のレインズ発表不動産市況データについて解説します。今後、中古マンションの売却・購入・住み替えを検討されている方はぜひご確認ください。
更新日:2024年08月06日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
IESHIL編集部東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。
イエシルアドバイザーの石井です。 マンション売却のポイントがわかる市況レポートをお届けします。 ご確認後は、ぜひイエシルでマンション価格の確認をしてみてください。
首都圏の中古マンションは、成約㎡単価が前年と比べると+9.9%で46カ月連続上回っています。成約件数も前年比で3.4%増加しました。
平均の成約価格は4,859万円で、前年に比べ11.5%上昇していますが前月比では変化がなく「高止まり」の状況といえるでしょう。
在庫件数も 25カ月連続で前年同月を上回りましたが、前月と比べると+0.4%ですのでほぼ横ばいの状況です。在庫件数が多い=供給が多めに推移しているのは変わりませんので、価格の高騰が落ち着くかもしれません。
首都圏では東京都が最も㎡単価が高く2月は101.31万円で、件数も1780件と最も多いです。ただし、東京都の次に㎡単価が高い(2月は58.46万円)神奈川県の成約件数が、1月は-3.6%、2月は-4.7%と下落傾向にあります。
埼玉県と千葉県は成約件数が伸びていますが、今後他の地域にも波及する恐れがあります。
毎年3月は、マンションの取引が活発化する時期です。
転勤・異動・進学などで引っ越す人が増えるという背景があります。
過去の成約状況はどうなっているのでしょうか?
過去4年間を振り返ると、いずれも1~3月が最も成約件数が多い状況です。
不動産は、法人(不動産会社)が売主というケースも少なくありません。多くの企業は3月末に決算をむかえます。社員のインセンティブ評価が決算時の販売成績に反映される企業もあります。そのため、
中には決算で取引件数を多く発表するために決算月または前月に、成約件数を多くする会社も存在するようです。
ただし、会社が売却を急いでいる場合は価格を下げるように交渉される可能性がありますので注意しましょう。
先月以前の市況解説はこちら
大手不動産会社勤務時代は、土地、マンション、戸建、投資不動産の賃貸売買の仲介を経験しました。お客様が気づかぬうちに取引で損をしてしまわないよう、これまでの経験を活かし業界の営業トークの裏側などもお伝えできます。何度も経験するわけではない不動産売買について、わかりやすい説明を心掛けています。お気軽にご相談ください。
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