マンション売却で値下げするタイミングと注意点、コツを解説!値下げせずに売る方法も

マンションを売りに出しても、なかなか売れずに、そろそろ値下げが必要なのではとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。初めてのマンション売却では、わからないことが多くなるものです。特に売却価格の値下げとなると、多くの方が慎重になられると思います。そこで今回は、マンション売却での値下げを失敗しないように、マンション売却の値下げのタイミングと注意点を紹介します。

更新日:2023年12月19日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

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東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

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マンションを売却しようと売りに出しても、すぐに売れるとは限りません。
マンションがなかなか売れない場合には、値下げを行う必要があります。

しかし、値下げのタイミングやどの程度値下げするのかもわからないままでは不安ですよね。そこで、今回はマンション売却の値下げのタイミングと注意点について解説します。


マンション売却価格を値下げするタイミング

マンション売却を値下げするタイミングは下記の5点です。ひとつずつ詳しく紹介します。

  • 買主から値下げ交渉されたとき
  • 売却活動開始から3ヶ月経過時
  • マンション売却を急ぐ場合
  • 繁忙期のタイミング
  • 築年帯が上がる前

買主から値下げ交渉されたとき

マンションを売却する際には、買主から値下げ交渉をされることも少なくありません。買主からの値下げ交渉に応じることでマンション売却がスムーズに行われる場合があります。
2023年現在、マンション価格は高騰しており、強気の売出し価格を設定していることもあるのではないでしょうか。ある程度の値下げ交渉があるのを前提に価格設定を行い、売りたい価格の最低ラインをあらかじめ決めておくと良いでしょう。

売却活動開始から3ヶ月経過時

マンション価格の値下げを検討するタイミングは、一般的には売却活動開始から3ヶ月後です。値引きせずに売れるマンションは、3ヶ月以内で売れる場合がほとんどです。一方で3ヶ月たっても売れない場合は、価格設定が高すぎる可能性があります。
そのためマンション売却から3ヶ月経っても売れない場合は、値下げを検討しても良いでしょう。

マンション売却を急ぐ場合

転勤や転校など、売却したい期限が決まっている場合は予定より早めの値引きもやむを得ないでしょう。
赤字にならない最低ラインを設定し、思い切った値下げをすることで期限までにスムーズに売れる可能性があります。

マンション売却を急ぐ場合は買取の方法もあります。
買取については、こちらの【マンション売却】買取と仲介の違いを徹底解説に詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

繁忙期のタイミングで値下げを行う

マンションの価格の値下げは、繁忙期のタイミングがおすすめです。マンション売却の繁忙期は1〜3月や9月です。繁忙期はマンション売却の競合が増加します。そのタイミングで値下げをすることで、値下げしたことが目立つため買い手側の目に留まる可能性が高くなります。

築年帯が上がる前を狙う

買主がマンションをネットで検索する際には、条件検索で「5年以内」「10年以内」など築年数でも検索できます。こういった築年数の幅を「築年帯」と表現することがあります。築年帯が上がるとマンションの価値が下がるため、値下げせざるを得ません。そのため、築年帯が上がる前のタイミングで値下げすることで、競合との差をつけて売却しやすくすると良いでしょう。

マンション売却価格を値下げするときの注意点

マンション売却価格を値下げするときは、 下記の3点に注意する必要があります。事前に準備しておきましょう。それぞれ詳しく紹介します。

  • マンション売却価格の相場を調べる
  • ローン残高は事前に確認しておく
  • マンション売却価格の値下げする時期は決めておく

マンション売却価格の相場を調べる

相場から外れた安すぎる価格に値下げしてしまわないように、相場感を事前に調べておく必要があります。
売却を検討しはじめた際には、まずは妥当な売却価格を知ることができるイエシル査定の利用がおすすめです。
不動産会社ではない中立の立場から査定するので、信頼できる不動産価格を知ることができます。

ローン残高は事前に確認しておく

値下げを検討している金額でローン残高が払えるかどうか事前に確認しておきましょう。
値下げを検討する際には、ローン残高についても注意が必要です。マンション売却時にはローン残高の金額を一括返済するのが一般的です。
思い切った値下げの結果、売却金額を使ってもローンを完済できなくなってしまうと元も子もありません。値下げ後の金額とローン残高を確認し、返済シミュレーションをしておきましょう。

値下げする時期を決めておく

マンションの売却価格の値下げをする時期は事前に決めておきましょう。長期間に渡ってマンションが売れ残っていると、買い手側から見るとマイナスイメージになります。計画的に売却できるようにしましょう。


マンション売却価格を値下げするコツ

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マンション売却価格を値下げするコツは下記の3つです。詳しく紹介します。

  • 値下げ価格の最低ラインを決めておく
  • 端数を足した金額で売り出す
  • 値下げ幅の相場は売り出し価格の5~10%で検討する

値下げ価格の最低ラインを決めておく

値下げ価格に最低ラインは事前に決めてておきましょう。一度値下げするともとの金額には戻せないので、値下げは慎重に行いましょう。

端数を持つ金額で売り出す

マンションの売り出し価格は、端数を持つ金額にしましょう。キリの良い数字よりもお得に感じる端数価格の効果が見込めます。
例えば値下げ後の金額が「6,500万円」よりも「6,490万円」の方が、実際の10万円の差以上にお得に感じるものです。
また、「端数の分を値引きしてほしい」といった要求もされやすいので、想定してあえて端数の分を足した金額で売り出すというテクニックもあります。
買い手にお得と思わせることが重要です。

値下げ幅の相場は売り出し価格の5~10%で検討する

値下げ幅の相場は売り出し価格の5~10%です。2,000万なら1,800万に値下げするイメージです。10%ほど値下げすると、買い手に値下げのインパクトを与えます。値下げしたことがわかるような値下げ幅の金額に設定しましょう。

マンション売却価格を値下げせずに売る方法

マンション売却価格を値下げせずに売る方法もあります。下記の3つについて詳しく紹介します。

  • 不動産会社との契約を変更する
  • 不動産会社を変える
  • 買取を検討する


不動産会社との契約を変更する

不動産会社との契約は、下記の3つの契約方法があります。

  • 専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約
  • 一般媒介契約

不動産会社がより積極的に売却活動を行ってくれるのは、専任媒介契約と専属専任媒介契約です。そのため一般媒介契約を結んでいて買い手が見つからないなら、別の契約に切り替えてみるのも売れやすくなる可能性が上がります。

不動産会社を変える

マンション売却がスムーズに行えないのは、不動産会社や担当との相性も関係します。マンション売却がうまくいかない場合は、値下げをする前に不動産会社を変えることも検討しましょう。
売却活動や値下げのタイミングについて親身になってくれる不動産会社を選ぶのがおすすめです。比較検討も大変ですし、判断基準もあいまいだと自分に合った不動産会社に出会うのは難しいのではないでしょうか。そんな時は、専任アドバイザーが中立の立場で紹介してくれるイエシル査定がおすすめです。

実際に売れる価格がいくらなのか、不動産のプロが査定額をお伝えします。ご状況に合わせて最適な売却の進め方をご提案し、不動産会社をピックアップしてご紹介します。

買取を検討する

不動産を売却する場合、「買取」と「仲介」の2種類があります。どちらの方法も不動産会社を通して、不動産売買を行いますが、「買取」は不動産会社が直接物件を買取りますので、すぐに現金化することができます。


仲介よりも短期間でマンションを売却できますが、「仲介」での売却価格よりも金額が低くなる場合が多いので、十分に検討しましょう。

マンション売却での買取については、こちらの【マンション売却】買取と仲介の違いを徹底解説に詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。


マンション売却時は値下げするべきかプロに相談しましょう

なかなかマンションが売れないときは、値下げが必要な場合があります。しかし、値下げのタイミングやどの程度値下げするのかもわからないままでは、タイミングや金額を間違えてしまう場合もあります。

初めてのマンション売却では不安なことが多いと思います。そのため、マンション売却の値下げのタイミングを失敗しないためには、プロに相談するのが一番です。

間違った判断をしないためにも、不動産会社ではない中立の立場のイエシル査定に相談することを検討してみてください。専任アドバイザーが中立の立場で妥当な価格を算出し、ご希望の方には不動産会社のご紹介が可能です。


悪質な不動産会社に騙されずに所有物件を売却するためのサービスです。 妥当な価格をプロが個別で算出します。

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