不動産一括査定サイトの仕組みとは?知っておきたいデメリット

マンションの売却を検討される方は、まず売却する不動産の適正価格を知るために、不動産一括査定サイトを検討されるのではないでしょうか。ただ、初めて査定サイトを利用するときは、デメリットなど不安を感じるものです。そこで、今回は不動産一括査定サイト利用時に失敗しないように、不動産会社一括査定サイトの仕組みとメリットデメリットを紹介します。

更新日:2023年03月22日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

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不動産売却をしようと思っている方にとって、不動産売却価格は重要です。

複数の不動産会社に査定を依頼して、適正価格を把握しましょう。

そのためには「不動産一括査定サイト」が便利なサービスです。しかし、大量の営業電話が鳴り止まないのでは?などの不安もありますよね。

そこで今回は、不動産一括査定サイトの仕組みとメリット・デメリットを詳しく紹介します。


不動産一括査定サイトの仕組み

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まずは不動産一括査定サイトの仕組みを紹介します。
不動産一括査定サイトを利用する前に、下記の3点について理解しておきましょう。

  • 複数の不動産会社に査定依頼できる
  • 「机上査定」と「訪問査定」
  • 不動産一括査定申し込みの流れ

ひとつずつ詳しく説明します。

複数の不動産会社に査定依頼できる

不動産一括査定サイトは、インターネット上で査定したい不動産の情報を入力して、まとめて複数の不動産会社に査定依頼ができるサービスです。自分で一件一件問い合わせる手間が省けるため、非常に便利です。
査定結果が出たら、複数の不動産会社からの査定価格を比較して、希望条件に合った不動産会社と契約できます。必ず契約しなければいけないわけではないので、希望に合わない場合も安心です。


「机上査定」と「訪問査定」

査定には、「机上査定(簡易査定)」と「訪問査定(詳細査定)」の2種類の方法があります。「机上査定」とは、査定する不動産を実際に見ないで査定します。立地・築年数・土地の広さなどの条件と市場データで査定額を算出しますが、実物を見て査定するわけではないので、査定の精度は低くなりがちです。
しかし、訪問査定と比較すると結果も早いので、「とりあえずすぐにでも査定結果がほしい」という方におすすめです。

「訪問査定」とは、実際に不動産会社の担当者が訪問して査定します。内部の様子・周囲の環境・設備の劣化具合など、細かい情報をチェックしてもらえるので、査定の精度は高くなります。しかし、訪問の日時を合わせるなど査定結果が出るまでに時間がかかります。


不動産一括査定申し込みの流れ

不動産一括査定サイトに申し込む流れは下記の通りです。

  1. 不動産の情報を入力
  2. 売主の連絡先を入力
  3. 査定方法を選択する
  4. 不動産会社を選択する
  5. 不動産会社からの連絡を待つ

不動産一括査定サイトには基本情報を入力する必要があります。正しく査定してもらうために、事前に情報を整理しておくのがポイントです。
売却したい不動産の情報を入力する際に下記の情報が必要なので、事前に正しい情報を確認しておきましょう。

  • 売却したい不動産の住所、部屋番号
  • 専有面積
  • 築年数
  • 物件の名義

また、依頼する理由やいつ頃までに売却したいかなどもまとめておくのがポイントです。特に依頼する理由は、得意な不動産会社が変わるのでできるだけ記入するようにしましょう。


不動産一括査定サイトのメリット

不動産一括査定サイトは気軽に申し込めたり、複数の不動産会社に査定依頼する手間が省けたりするメリットがあります。
この2点について詳しく紹介します。


気軽にどこでも申し込める

不動産一括査定サイトは、気軽に申し込めるのがメリットです。
不動産一括査定サイトは登録されている不動産会社から収益を得ているため、利用者(売主)は無料でサービスを利用できます。査定結果を見るだけでは料金が発生することはないため気軽に利用することができます。

複数の不動産会社に査定依頼する手間が省ける

不動産一括査定サイトを利用する最大のメリットは、複数の不動産会社に査定依頼する手間が省けることでしょう。査定に必要な情報を申し込み時に入力すれば、あとは不動産会社からの連絡を待つのみです。


不動産一括査定サイトのデメリット

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不動産一括査定する際に気になるのはデメリットですよね。実際に大量の営業電話がかかってくることがあったり、高取りのリスクがあったりというデメリットもあります。

この2点についてついて詳しく紹介します。


大量の営業電話がかかってくることがある

不動産一括査定サイトを利用したいと思った際に、「大量の営業電話がかかってくるのでは?」ということが、最も気になるのではないでしょうか。当然、複数の不動産会社に売却したい物件の情報を提供しているため、各社から電話やメールでの営業連絡が来ます。

電話連絡が苦手な方は、備考欄に「まずはメールで、連絡が欲しいです」など希望を記載しましょう。多くの不動産会社は連絡可能な時間帯や希望の連絡方法を伝えると、それ以外の時間帯や連絡方法は控えてくれる可能性が高いでしょう。

他にも不動産会社によっては、査定額の連絡ではなく訪問査定をとりつける連絡がしつこい場合や、査定依頼をしたのに逆に連絡がこない場合もあります。


査定時に高取りされる場合がある

不動産一括査定サイトで査定依頼した際に、不動産会社によっては「高取り」される場合があります。
高取りとは不動産会社が売主に対して、査定金額を相場よりも高めに提示することで売主と媒介契約を結ぼうとする行為です。

不動産一括査定サイトを利用する際は、一気に複数の不動産会社からの連絡に対応しなければならず、混乱してしまう可能性があります。その中で高い査定額を提示している不動産会社があれば魅力的に見えてしまうこともあります。
高取りしている会社に目を奪われ、本来正当な金額で査定している不動産会社を見逃してしまうことがあるのでご注意ください。

まずは妥当な金額を把握することが大切ですが、素人ではなかなか難しいことも事実です。

そんな時はプロに相談するのがおすすめです。イエシル査定サービスでは、不動産売買経験10年以上の「イエシルアドバイザー」が、不動産会社ではない立場から査定するので、中立的な立場から妥当な価格を知ることが出来ます。
「売却したい不動産の妥当な価格が知りたい」という方は、イエシルにご相談ください。

ご相談はこちらの「妥当な価格を知る」よりお問い合わせいただけます

https://www.ieshil.com/adviser_satei_reservations/lp016/

実際に不動産会社一括査定サイトを使った体験談は、こちらの記事で詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。
  

不動産の査定で失敗しないためには

不動産一括査定サイトを利用するときは、実績や提携不動産会社の数や口コミなどを確認することも大切です。不動産会社の実績を確認する際は、自分が売却したい不動産を取り扱っているかどうかを見てみましょう。

口コミは匿名で誰もが書き込める時代です。
そのため100%信頼できるわけではありませんが、あまりにも悪い口コミばかりの場合は気をつけた方が良いでしょう。


中立の立場でアドバイスをもらう

不動産一括査定サイトは複数に査定依頼ができる便利なサービスですが、デメリットで説明したように素人の判断では誤った判断をしてしまう可能性があります。
不動産会社選びに失敗しないために、売却する不動産の正しい資産価値を知る必要があります。

現在の資産価値を正しく知るためには、専任アドバイザーが中立の立場で価格を算出するイエシル査定がおすすめです。

不動産会社ではない中立の立場から査定するので、高取りのような不動産会社に釣られてしまうケースを回避できます。
さらに、アドバイザーがご状況をヒアリングした上で、信頼できるパートナーとなる不動産会社を担当者別に最大4人までご紹介も可能です。
アドバイザーが各社との日程調整などもアドバイザーが行いますので、複数とやりとりする手間を大きく省くことができます。

イエシル査定サービスは不動産一括査定サイトのデメリットを解決したサービスです。売却を検討しはじめた方は、ぜひご利用ください。

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