不動産売却に関する、ポスト投函されているチラシ。魅力的な文言を目にすると興味が湧いてしまいますが、実際はどうなのでしょうか。チラシの信頼性や、本当に信用できる内容かを確かめる方法を紹介します。
更新日:2023年04月18日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
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不動産売却を検討する際に、ポスト投函されているチラシの情報を信じていいのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか?
魅力的な文言を目にすると興味が湧いてしまいますが、実際はどうなのか確認してから利用したいですよね。
本記事では、不動産売却チラシの信頼性や、本当に信用できる内容かを確かめる方法を紹介します。
不動産会社選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産売却のチラシにはお得な情報が掲載されていますが、全てが真実であるとは限りません。
ここでは、チラシで注意すべき文言と、不動産会社がチラシを出す目的を解説します。
信頼性が低い謳い文句がわかるため、チラシを見る際の参考にしてみてください。
チラシを受け取った際は、以下のような文言がないか確認しましょう。
これらのような文言がある場合は注意が必要です。それぞれ詳しく解説していきます。
「購入希望者がいるため物件を募集中」といったチラシはよくみられますが、実際には募集を募るための嘘である可能性が高いでしょう。とくに、「当マンション」や「この地域で」購入希望者がいると謳っている場合は注意が必要です。
特定のマンション名を記載せず汎用的な表現をしているチラシは、複数のマンションで投函されている可能性があります。
また、地域を限定している場合も、不動産売買の需要が高いエリアで手当たり次第にチラシを投函している可能性が高いといえます。
「〇〇万円で購入希望のお客様がいます!」といった具体的な金額が明示されている場合も、信頼性は低いといえます。
掲載された金額に保証はなく、購入者と交渉するまで金額は確定しません。中には、過去の事例を元に平均的な金額を算出しているだけで、購入希望者がいるという事実自体がないケースも。
あくまで、すぐに買い手がつくという印象を持たせて売主を集めようとしているため、具体的な金額が掲載されたチラシには注意が必要です。
査定が無料であることを強調し、特別感を持たせているチラシもあります。
しかし、不動産会社による査定は基本的に無料であるため、売り手にとって特にメリットとなるポイントではありません。
「無料査定はこの不動産会社だけ!」というイメージを持たせるような大袈裟な宣伝をしているチラシには注意が必要です。
不動産会社がチラシを出す理由は、以下の通りです。
それぞれの理由を詳しく解説していきます。
不動産会社がチラシを出す主な理由は、効率良く仲介手数料を得られるからです。
利益の大半は仲介手数料が占めており、売主と媒介契約を結び売買が成立することで儲けになります。
中でも「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」は、契約期間が決まっており売主が他社に流れることを防げるため、利益を生み出しやすくなるのです。
一方で、いくら購入希望者を集めても、必ずしも自社で購入してもらえるとは限りません。
そのため、利益を上げられる可能性の高い売主の募集を、チラシや電話などさまざまな手法でおこなっているのです。
不動産会社がチラシを出す目的の1つに、両手取引を狙うことも挙げられます。両手取引とは、1つの物件の売買において、売主と買主の両方と仲介契約を結ぶことです。
売主と買主の両方から仲介手数料を受け取れるため、不動産会社にとって大きな利益となります。
そこで不動産会社はチラシで広く宣伝をし、より多くの売主と媒介契約を結ぶことで、両手取引の確率をあげようとしています。
両手取引自体は悪いものではありませんが、「囲い込み」という行為をされてしまうと、売主にとって不利益をもたらします。
囲い込みとは、媒介契約した物件に関する問い合わせが他の不動産会社からあっても、「もう契約が決まった」などと嘘をつき契約させないというもの。
売主にとっては売買の機会を失うため、囲い込みをするような不動産会社には注意が必要です。
不動産会社は、チラシで売主を集めることで、売り物件を多く保有し他社と差別化を図りたいと考えます。
とくに、専任媒介契約・専属専任媒介契約は、専任として物件を預かるため、「他の不動産会社が扱っていない」というアピールポイントになります。
取り扱い物件が多いほど買主を集めやすく、競合他社より優位になれるのです。
それぞれの方法を詳しく解説するため、チラシを受け取った際の参考にしてみてください。
まずは、チラシを発行している不動産会社について、webで口コミや評判を調べましょう。
実際にその不動産会社で売却した人の口コミ・評判であれば信憑性が高いといえます。
本当に信頼できる不動産会社かどうかの判断材料となるため、事前に確認してみてください。
口コミはTwitterやInstagramなどのSNSや、Google Mapの「クチコミ」からチェックできます。
不動産広告には法律で決められたルールがあり、それにきちんと則っているかどうかで信用できるかどうかを確認できます。
具体的には、以下のような文言は広告に表記してはいけないと定められています。
用語の具体例 | 用語の内容 |
完全・完璧・絶対・万全など |
全く手落ちがないことを意味する用語 |
日本一・日本初・業界一・超・当社だけ・他に類を見ない・抜群など |
競争事業者の供給するものまたは競争事業者よりも優位に立つことを意味する用語 |
特選・厳選など |
一定の基準により選別されたことを意味する用語 |
最高級・極・特級など |
最上級を意味する用語 |
買得・掘出・土地値・格安・投売り・破格・特安・激安・バーゲンセール・安値など |
著しく安いという印象を与える用語 |
完売など |
売れ行きがよいという印象を与える用語 |
これらのルールを守っていないチラシは、法令を遵守しない悪徳な不動産会社が発行している可能性が高いでしょう。
チラシを受け取った際は、上記のような用語が使用されていないか確認してみてください。
それぞれの手順を詳しく解説します。
まずは、売却金額の目安を知るために、保有しているマンションの相場価格を調べましょう。参考相場価格は、イエシルで確認できます。
こちらからマンション名・駅名、学校名で検索できます。(対象エリア:一都三県)
相場価格を知ることで、不動産会社に依頼した査定が適正な価格かどうかを見極める材料にもなります。
相場がわかったら、複数の不動産会社に査定依頼を出しましょう。
査定依頼をいくつも不動産会社に出すのは面倒に感じてしまいますが、適正価格であるかを確認するために複数社で比較することをおすすめします。
査定価格が相場よりも安い場合はもちろん、大幅に高い金額を提示してくる不動産会社にも注意が必要です。
高額査定は魅力的に感じますが、仲介契約を獲得するためにあえて高く提示し、売主が見つからないからと最終的に値下げを交渉してくる可能性があるため注意しましょう。
査定依頼をして信頼できる不動産会社を選んだら媒介契約を結びましょう。
媒介契約には、以下のような3つの種類があります。
媒介契約の種類 | 一般媒介契約 |
専任媒介契約 |
専属専任媒介契約 |
契約できる不動産界会社 |
複数社 |
1社のみ |
1社のみ |
不動産流通機能(レインズ)への登録義務 |
不動産会社の任意 |
媒介契約締結後 7日以内 |
媒介契約締結後 5日以内 |
契約期間 |
制限なし(行政指導では3ヶ月以内) |
3ヶ月以内 |
3ヶ月以内 |
販売状況の連絡 |
規定なし |
2週間に1回 |
1週間に1回 |
売主が自分で買い手を 見つけた場合 |
不動産会社の仲介なしで 販売が可能 |
不動産会社の仲介なしで販売が可能 |
不動産会社の仲介が必要 |
とはいえ、「どの媒介契約にしたら良いのか難しい」「信頼できる不動産会社を見つけるのが難しい」と感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方には不動産売買をサポートするイエシル査定サービスがおすすめです。
イエシルに査定を依頼すると、専任のアドバイザーがご状況をヒアリングして妥当な価格を提示します。さらに、厳選した不動産会社から営業担当者単位でご紹介も可能です。
イエシルでは、中立の立場のアドバイザーの存在が抑止力となり、囲い込みなどを行わない信頼できる担当者と出会えます。
さらに媒介契約の選び方や売却の進め方についても、不動産売却の経験があるアドバイザーがアドバイスしています。
信頼できる不動産会社を見つけたい方は、ぜひイエシルを利用してみてください。
「マンション売ってください!」と記載のあるチラシは、一見すると有益な情報です。
しかし、必ずしも真実が書かれているわけではないため、慎重に見極めることが大切です。
それでも不動産会社の良し悪しを自分で判断できないという方は、ぜひイエシルの査定サービスをご利用ください。
イエシルでは、相場の査定から、信頼できる不動産会社のご紹介までサポートしています。アドバイザーは不動産会社に属さない中立の立場からアドバイスを行うので、納得のマンション売買を実現します。
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