60秒で一括査定!そんなうたい文句に惹かれて不動産売却の一括査定を申し込んだ記者に待っていたのは、案の定大量の営業電話。信頼できる不動産会社とこんな出会い方があったとは。その紆余曲折を実録する。
更新日:2025年05月14日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
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電話を切った妻が、茫然とつぶやいた。
「もうわけがわからない……」マンションを売却するのに、まずは大まかな査定額を知ろうと一括査定を申し込んだが、次々に営業電話が来るばかり。まだ、一通の査定書すら届いていなかった。一歩を踏み出すきっかけすらつかめない。何度も電話を受けるうち、売却自体を一旦休んだ方が良いかもと思い始めていた。
※画像はイメージです
家を売ろうと思ったきっかけはごく単純だ。もっと広い家に住みたいから。新型コロナウイルスの感染拡大で夫婦そろって在宅勤務になり、1SLDK・50平方メートルの我が家は一気に手狭になった。私は寝室の一角にデスクを置き、妻は扉1枚隔てたリビングで仕事をしている。妻は声がでかい。ミーティング時間が重なるとついこちらも声を張り上げてしまうし、原稿を書いていても集中できない。当然、妻も同じような不満を持っている。だましだまし1年半やってきたが、もう限界だ。
会ってしまえばいろいろなことがクリアになったのではと思ったが、はっきり言ってますます混乱した。
まず、査定額が各社で全然違う。「売り出し提案価格」からして約500万円差。さらに、「仲介手数料半額キャンペーン中です!」とか、「ハウスクリーニングを入れるから売れやすいですよ」とか、「うちは掲載する情報サイトが多いんです!」など、いろいろな提案もされた。「検討しますね」と言って笑顔で担当者を送り出したが、どう検討すればいいかもわからない。
面倒になり、私は妻に「一番査定が高いところにお願いしよう」と提案した。IESHILコラムとは、不動産物件情報に関連してコラム等の関連情報も提供する付随サービスです。
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