【2026年4月発表:最新版】中古マンション成約単価は71ヶ月連続上昇。在庫増と住宅ローン金利引き上げで市場はどう動く?

2026年3月の首都圏中古マンション市況を最新データで分析。成約㎡単価は71ヶ月連続で上昇し、バブル期以来の高水準が続いています。一方で在庫件数が8ヶ月ぶりに増加へ転じ、東京都区部では成約件数が減少するなど市場に変化の兆しも見られます。メガバンクの変動金利引き上げ決定が住宅ローンに与える影響や、資金計画の注意点についても深掘り。価格高騰と金利上昇の局面で、購入・売却を検討中の方が賢く動くための最新情報をまとめました。

更新日:2026年04月21日

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株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。イエシルは東証上場企業である株式会社リブセンスが運営しています。

この記事の要点
  • 成約㎡単価が長期上昇を続け、在庫件数が久々に増加へ転じたことで市場の需給バランスに変化の兆し
  • 都区部の㎡単価が前年比+11.8%上昇する中、成約件数は減少しており、購入者の慎重な姿勢が顕著
  • メガバンクの変動金利引き上げを受け、借入額や返済計画に与える影響とは
  • 価格上昇が続く中、在庫増と金利上昇で需給に変化、早めの価格把握と判断が重要

中立な立場のイエシルが、 気になるマンションの価格を算出します。

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TOPICS1 : 成約㎡単価は71ヶ月連続上昇、在庫件数は8ヶ月ぶりに増加

2026年3月の首都圏中古マンション市場は、価格面での上昇傾向が依然として続いています。成約㎡単価は86.34万円/㎡となり、前年同月比で9.3%上昇しました。これは2020年5月から数えて71ヶ月連続の上昇であり、1990年9月のバブル期の水準(85.50万円/㎡)を引き続き上回る推移となっています。
注目すべきは、これまで減少傾向にあった在庫件数が44,728件と、前年同月比で+1.8%増加に転じた点です。在庫が増加するのは8ヶ月ぶりのことであり、市場に「売り物件」が少しずつ積み上がり始めていることを示唆しています。
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データ出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「REINS TOWER」


成約件数については5,001件(前年同月比+0.2%)と、わずかながら17ヶ月連続で前年を上回りました。しかし、後述するようにエリアごとの格差が広がっており、市場全体としては「高値でも売れる物件」と「売れ残る物件」の二極化が進んでいると考えられます。

気になるマンションの価格を、 不動産会社ではない中立メディア《イエシル》が、 中立的な立場で算出します。

TOPICS2 : 東京都区部の成約件数が減少、価格高騰による「選別」の動き

エリア別の成約動向を見ると、市場の二極化が特に顕著なのが東京都区部(東京23区)です。都区部の成約㎡単価は136.10万円/㎡に達し、前年同月比で+11.8%という大幅な上昇を記録しました。

その一方で、都区部の成約件数は2,145件に留まり前年同月比で3.2%減少しています。成約件数の減少は3ヶ月連続であり、価格の上昇に購入者の資金計画が追いつかなくなっている、あるいは「高すぎる」として様子見を選択する層が増えている可能性が高いと考えられます。

対照的に、横浜・川崎市(前年比+8.9%)や千葉県(同+1.1%)では成約件数が増加しており、都心部の価格高騰を背景に、需要が周辺エリアへとシフトする傾向が強まっています。

購入を検討されている方は、希望エリアの資産価値を見極めつつ、周辺エリアまで視野を広げて比較検討してみるのが、現在の市場環境では有効な選択肢かもしれません。

TOPICS3 : メガバンクが変動金利の引き上げを決定、返済計画の再点検を

不動産市場に大きな影響を与える金融情勢に転換点が訪れています。
2026年3月、三菱UFJ銀行と三井住友銀行が変動型住宅ローン金利の引き上げに踏み切りました。これは、日銀が2025年12月に政策金利を0.75%へ引き上げたことを受けた動きであり、他行もこれに追随する可能性が非常に高まっています。
金利上昇局面では、以下の2点に注意が必要です。

  1. 「5年ルール・125%ルール」の確認:変動金利には、金利が上がっても5年間は返済額が変わらず、その後の増額も前回の1.25倍を上限とする緩和措置があります。毎月の返済額の急激な上昇は防げますが、返済額の内訳では利息分が増え、元本が減りにくくなります。そのため、最終的な総返済額は確実に増加します。
  2. 借入可能額の減少:金利が上がると、同じ年収でも借入可能額が減少します。これから購入を検討する方は、最新の金利に基づいたシミュレーションを行い、無理のない予算設定を再構築する必要があります。


イエシルでは、お客様の状況に合わせて、売却をご検討の方には「売却すべきか、保有を続けるべきか」を、購入をご検討中の方には「実際にいくらの物件が購入可能か」を具体的に算出し、ご提示しています。納得のいく住まい探しのために、まずは一度ご相談ください。

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■まとめ

2026年3月の市場は、継続的な価格上昇の一方で在庫件数が増加に転じ、金利動向も含めて需給のバランスが緩やかに変化し始めた1ヶ月でした。

  • 売却を検討されている方へ : 在庫件数が8ヶ月ぶりに増加へ転じました。ライバル物件が増える前に、また金利上昇で購入意欲が減退する前に、早めに査定を行い、市場におけるご自身の物件の適正価格を把握することをおすすめします。
  • 購入を検討されている方へ : 住宅ローン金利の上昇は負担増となりますが、在庫件数が8ヶ月ぶりに増加へ転じ、過熱した市場に落ち着きが見られます 。買い手にとっては、多くの物件を比較・吟味しやすくなった点は好材料です。金利上昇を織り込んだ資金計画を立てつつ、エリアを広げるなど柔軟な視点を持つことで、納得のいく物件選びが可能になります。


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市場は常に変化しています。まずは客観的なデータを知り、冷静に市場を見極めることが、後悔のない取引への第一歩です。売却・購入を検討する際には、まず《イエシルで妥当価格を確認》することから始めてみましょう。

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