2024年3月発表:中古マンション価格・件数推移|成約価格は高止まり?成約件数が多い時期の注意点とは。金利の最新情報も

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更新日:2024年08月06日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • 成約㎡単価が46カ月連続で前年比を上回る。成約価格は高止まりか?
  • 首都圏は成約件数が伸びているが、神奈川県は先月から前年比で3%以上下落
  • 毎年1~3月は1年を通して成約件数が多い時期
  • 中には、決算を前に「売り急ぐ」業者もいるので要注意
  • 日本銀行のマイナス金利解除が報道され、買い手の動きが鈍る可能性も

■TOPICS3 日銀のマイナス金利解除の報道が。マイナス金利が解除され、金利が上がると住宅ローン金利にも影響が

2024年3月19日に、日銀はマイナス金利解除を決定しました。17年ぶりの利上げです。

金融機関が預け入れる日銀当座預金の一部にマイナス0.1%の金利を適用する「マイナス金利政策」を解除し、0.1%のプラス金利を適用。短期金利を0〜0.1%程度に誘導すると発表しました。

今後、住宅ローン金利も上がり住宅を購入する人が減ってしまうことが予測されます。
※ただし、マイナス金利解除を発表後東証REIT指数が上がっており先行きは不透明です。

実際に2022年(令和4年)以降、住宅ローンの金利は上昇傾向にあります。

住宅金融市場の現状 住宅ローン金利等の推移

出典:国土交通省「住宅金融市場の現状 住宅ローン金利等の推移」※2023年7月時点のデータ


売却を考えている方は、①市場が活発化している時期である、②住宅ローン金利がさらに上がる可能性があることから、早めの売却を検討してみてはいかがでしょうか。


不動産会社ではない中立メディアのイエシルが営業要素ゼロの価格を算出します。 ”成約妥当価格”を知っておくと、不動産会社が出す査定額の「高すぎる」、「安すぎる」を見抜くことができます。
 

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この記事を書いたのは…IESHIL(住まい/不動産投資のミカタ)事務局 アドバイザー 石井 友里恵

大手不動産会社勤務時代は、土地、マンション、戸建、投資不動産の賃貸売買の仲介を経験しました。お客様が気づかぬうちに取引で損をしてしまわないよう、これまでの経験を活かし業界の営業トークの裏側などもお伝えできます。何度も経験するわけではない不動産売買について、わかりやすい説明を心掛けています。お気軽にご相談ください。

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