品質や住み心地に高い信頼!「ブランドマンション」の価値とは?

マンション購入者の理想の多くを叶える「ブランドマンション」の価値について、提供する不動産会社がその価値を継続するために実施している方策を紹介します。

更新日:2016年05月02日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • ブランドマンションに価値を見出すと住み替えでも同じブランドを選ぶ
  • ブランドマンションの売却時に頼りになる「マンションマイスター」とは
  • 充実したアフターケアや長期保証でブランド価値を継続

消費者の「ブランド志向」が高まっている背景とは?

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2015年、新築マンションポータルサイト・メジャーセブンが発表した「新築分譲マンション購入に際しての意識調査」の中で、理想のマンションタイプのランキング第2位は「信頼できる不動産会社が分譲するマンション」で、この回答は全体の62.5%に上りました。

また、ここ最近、大手不動産会社が中心となって提供している、「ブランドマンション」に対する消費者の信頼度が高まっています。都心を中心にマンション価格が上昇する中で、消費者の「ブランド志向」が高まっている背景にはどんなことがあるのでしょうか。

ブランドマンションに価値を見出すと住み替えでも同じブランドを選ぶ

三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス」や住友不動産の「ガーデンヒルズ」、野村不動産の「プラウド」、大京の「ライオンズマンション」など、各社が自社のブランドマンションを提供しています。首都圏のみならず、地方も含めて全国的な事業展開を行うブランドマンションも多くあります。

マンションの持つブランド力を、購入時の基準の1つとして考える消費者も増えています。

間取りや立地条件などがほぼ同じマンションが2つあったとすると、ブランドマンションの方がやや価格が高かったとしても、洋服や家電製品などと同じように、そのブランドの提供する製品に価値を感じて購入するのです。

また、既にブランドマンションに住んでいる人の中には、転勤や子どもの誕生といった生活の変化をきっかけに引っ越す際、同じブランドマンションへの住み替えを検討する人が少なくありません。冒頭でお伝えした「信頼できる不動産会社が提供する分譲マンションを購入したい」という思いはもちろん、実際に暮らしてみて、住み心地や管理状態などが気に入れば、「住むエリアが違っても同じブランドマンションで暮らしたい」という価値観を持つのでしょう。

ブランドマンションの売却時に頼りになる「マンションマイスター」とは?

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一方、ブランドマンションの売却を考える際、そのブランドへの信頼から「高く売れるのではないか」と考える所有者が多いようです。確かに、ブランドマンションは通常の分譲マンションに比べて知名度が高いため、評価額は高くなる傾向にあります。しかし、複数のブランドマンションを取り扱う通常の仲介業者が、その価値をどこまで理解しているかというと、必ずしも十分ではない場合もあるでしょう。

ブランドマンションを扱う仲介業者の中には、「マンションマイスター」がいるケースもあります。

マンションマイスターとは、自社の提供する分譲マンションの知識などが一定の水準に達している社員に与えられるものです。専門的な知識やブランド価値を知り尽くしているマンションマイスターは、頼りになる存在であると言えます。

例えば、東京建物のブランドマンション「Brillia」では、「Brilliaマイスター」と呼ばれる担当者が複数存在します。彼らは、Brilliaの新築販売担当者や管理員と同様の研修を受けており、エリア情報などにも精通しているため、信頼できます。

現状では全てのブランドマンションにマイスター制度があるわけではなく、マンションマイスターがいるブランドは、特にブランド価値を高める努力をしていると言えるでしょう。マンションマイスターの存在により、マンションの持つ価値を最大限に買主にアピールでき、売却にも有利に働く可能性があります。

充実したアフターケアや長期保証でブランド価値を継続

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また、先ほどご紹介したBrilliaでは、「認定中古マンション制度」を導入しており、引き渡し後最長5年間、不具合を無料で保証するというサービスを提供しています。保証期間を長くすることで、売主にとっては付加価値につながり、買主にとっても購入時の安心につながる、双方にとってメリットのある制度であると言えます。

ブランドマンションのほとんどは、無料点検や定期的な補修といった、購入後のアフターケアや保証などが充実しています。マンションの専有部分は構造部分と異なり、通常は1~2年の保証期間であることが多いですが、ブランドマンションの中には、最長10年間にわたって専有部分の保証を行うものもあります。

こうした定期的なメンテナンスを行い、ブランドが提供するクオリティを維持していくことで、さらにブランドとしての価値を高めているのです。

まとめ

以前に比べてマンション価格が上昇している現在、一定の品質を提供し続けるブランドマンションの持つ魅力に価値を見出し、マンション購入の基準の1つにする人が増えていることも理解できます。

もちろん、いくらブランドマンションとしての知名度が高くても、そのブランドが持つ価値を維持していかなければ意味がありません。形のない「ブランド」を構築し、消費者からの信頼度を確固たるものにするためには、マンションの品質や良好な管理状態などを保ち続けていく必要があると言えるでしょう。

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