マンションが売れない場合の対策とは?4つの売れない理由と対策方法を解説

マンションがなかなか売れずに悩んでいる方へ向けて、「なぜ売れないのか」「どのような対策をとれば売れるのか」を分かりやすく解説します。

更新日:2023年12月19日

イエシルコラム編集部さんのプロフィール画像

イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • 3ヶ月でマンションが売れない場合は対策が必要
  • 売れない理由は価格、広報活動、内覧時の印象、不動産会社の対応にある可能性が高い
  • それぞれの「売れるようにする対策」を講じる必要がある
  • 対策を講じてもマンションが売れない場合の対処法についても解説
マンションが売れない場合の対策とは?4つの売れない理由と対策方法を解説の画像

「マンションを売りに出してしばらくたつのに、なかなか買い手が見つからない」「内覧に対応したが契約に至らなかった」「内覧の希望すらない」など、マンションが売れずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。


マンションが売れないのには必ず理由があります。売れずに焦る気持ちがあっても、まずは「なぜ売れないのか」を冷静に考えましょう。


この記事では、マンションが売れない理由を4つにしぼり、それぞれの「売れるようにする対策」を分かりやすく解説します。


3カ月でマンションが売れなければ対策が必要

マンションを売りに出してから買い手が見つかり、成約にいたるまでの期間を「売却期間」といいます。早ければ1〜2カ月、平均的な売却期間は約3カ月です。


なぜ「約3カ月」かというと、売り主と不動産会社が結ぶ「媒介契約」が基本的に3カ月であり、売りに出されたマンションの多くがその間に売却されるからです。


もし売れ残った場合は再度売り出すことになりますが、不動産会社は長い間売れないマンションよりも新着物件を優先して売っていきます。そのため、媒介契約期間を過ぎても売れ残ったマンションは、時間がたてばたつほど売れにくくなっていくのです。


媒介契約期間を過ぎてもマンションが売れない場合は、早急に対策を講じる必要があります。


売れない理由1:売り出し価格が適正でない

「せっかくマンションを売るなら少しでも高く」と思うのは自然なことです。しかし、マンションがなかなか売れない場合は、売り出し価格を見直す必要があるかもしれません。


マンションを購入する際に、重要な条件となるのは金額です。金額によって買うか買わないか、買い手は“ふるい”にかけます。そのため、相場よりも安い価格のマンションが売れやすくなります。


相場やニーズに合った価格設定になっていなければ、購入希望者は現れにくいでしょう。


対策1-1:複数の不動産会社に査定を依頼して比較する

まずは売り出し価格が適正かどうか、相場を調べなおすことが必要です。近隣マンションの価格を調べて、設定価格が相場から大きく離れていないかを確認しましょう。

そのためには、複数の不動産会社へ査定を依頼して価格を比較することが有効です。査定価格は不動産会社によって差があるため、複数の査定結果を比べて検討することで適正な価格が見えてきます。

相場やニーズに合った価格になれば、買い手の“ふるい”にかかるかもしれません。

「売り出し価格を下げれば売れるかも」と安易に値下げをする前に、「適正な売り出し価格を再設定」するための行動をしましょう。


対策1-2:専門家(イエシル)へ相談する

イエシルでは、不動産売買経験10年以上の経験を持つ「イエシルアドバイザー」が、個別にマンションを査定します。不動産会社ではない立場から査定をするので、中立な価格・適正な価格を知ることができます。

「この売り出し価格は高すぎるのか」「相場やニーズに合った売り出し価格になっているのか」など、疑問や不安を解消したい方はイエシルへご相談ください。(ただし、専属専任媒介契約を締結したばかりなど、一定の条件に該当する方についてはサービスの提供ができない可能性があります)


イエシルへ相談したい方はこちら

売れない理由2:広報活動で物件の魅力が伝わっていない

買い手にとって価格の次に気になるのが、マンションの外観や室内の印象です。「中古マンションとはいえ、新しく見えるような清潔で明るい物件に住みたい」という心情があるからです。


マンションが売れないことに加えて、問い合わせも内覧の希望もないのなら、広告やネットに載せたマンションの写真や情報が魅力的でない可能性があります。


「築浅だからきれい」「立地条件も良い」「実際に住んでみて快適」と売り手が思っていても、写真や情報だけで物件を取捨選択する買い手の目に留まらなければ意味がありません。


築年数よりも古い印象を受けるような写真になってしまっていないか、セールスポイントの文言は魅力を伝えるような内容になっているのか、広報活動を見直してみましょう。

マンションが売れない場合の対策とは?4つの売れない理由と対策方法を解説の画像

対策2-1:明るくて清潔感のある写真に差し替える

写真はマンションの印象を大きく左右します。客観的に見て、「このマンションに住みたい」と思えるかどうか見直してみましょう。買い手が、住んだ後の生活を思い描きたくなるような写真になっているでしょうか。

暗く映った写真は古さを感じるので、撮りなおして差し替えが必要です。場合によっては、すべて撮りなおして差し替えることになるかもしれません。
買い手の目に留まることが重要なので、手間を惜しまないようにしましょう。

魅力的に感じる写真のポイントは以下のとおりです。

 ・少しでも新しい印象を与えるような写真
 ・自然光をたくさん取り入れたり、照明で室内を明るくした写真
 ・清潔さを感じる写真
 ・生活感を感じさせないような写真

自分で撮影するのが難しい場合は、契約している不動産会社に依頼してみましょう。光の入り方を意識したり、室内が広く見えるようにしたり、魅力的に撮影してくれるはずです。

不動産会社にとってもマンションを売れやすくするための作業ですから、遠慮なく相談してみましょう。

対策2-2:登録情報やセールスの文言を魅力的に変更する

マンションの紹介文も再度確認しましょう。公共交通機関や病院・学校・商業施設へのアクセスが便利など、絶好のアピールポイントとなるものが抜けていたら追加が必要です。

もし、駅から少し遠い物件であっても、歩道が整備されている、街灯が多いといった周辺環境の良さをアピールする文言を入れて、マンションの紹介文を魅力的にしましょう。

買い手がほしい情報の漏れはないか、セールスポイントの内容は有益な情報となっているかチェックしてみてください。

マンションが売れない場合の対策とは?4つの売れない理由と対策方法を解説の画像

ここまで「売り出し価格」と「広報活動」の2つの売れない理由とその対策を見てきました。

次のページでは「内覧時の印象」と「不動産会社の対応」が理由で売れなかった場合の対策をご説明します。


ご意見、ご要望はこちら

IESHIL編集部オススメ記事

IESHILコラムとは、不動産物件情報に関連してコラム等の関連情報も提供する付随サービスです。
ご利用により、IESHIL利用規約が適用されますので、規約のご確認をお願い致します。