知らないと失敗する!マンションを売る時に必須の3つのポイント

マンションの売却をする際の注意点って知ってますか? 知らないと損をする必須ポイントをご紹介します。

更新日:2016年12月22日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • 「良い不動産会社」の選び方
  • 不動産会社が「動きやすい状態」を作る
  • 見積もりを取りすぎると「逆効果」

1.「良い不動産会社」の選び方

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法律相談の時に良い弁護士を選ぶように、マンションを売る時は不動産会社選びが重要
不動産会社は、単なる業者ではなく、豊富な知識と経験を持ったプロの「エージェント」です。
良いエージェントに依頼できれば、満足できる値段で売りやすくなったり、売るときのストレスやトラブルも少なくなるなど、売却に取り組む上で強力なパートナーとなります。
では不動産会社を探すとき、どんな点に気をつければ良いのでしょうか?

(1-1)得意ジャンルが合っている

不動産会社は沢山ありますが、それぞれ得意分野が違います。
特に大きな分け方は、次の2つの軸です。

  • 「投資に強い会社」or「自宅に強い会社」
  • 「購入に強い会社」or「売却に強い会社」


例えば、「投資に強い×売却に強い会社」なら、すでに自社で投資家を沢山抱えていて、売り物件をすぐに紹介できる体制を整えていたりします。
「自宅に強い×売却に強い会社」であれば、自宅の購入希望者の心情をよく理解していたり、地元の不動産会社や周辺住民とのコネクションを持っていたりするケースがあります。

売却でも自分のパターンに合った得意ジャンルの会社を見つけることが重要です。

イエシルでは、不動産会社の得意ジャンルに合わせてご紹介が可能。
 中立的な立場から、あなたの状況に合った不動産会社をオススメします。

(1-2)囲い込みをしない

囲い込みとは「本当はもっと高値で売れるのに売らず、売り主の邪魔をする行為」です。
不動産会社にマンションの売却を依頼すると、自社で買い主を見つけてくるか、他の不動産会社から買い主を紹介してもらうか、どちらかの方法を取ります。
自社で買い主を見つけた場合は、売り主と買い主の両方から手数料をもらえますが(約6%)、他の不動産会社から買い主を見つけた場合は、手数料の取り分が半分になってしまいます(約3%)。

一部の不動産会社は、自分の手数料を増やすために、他の不動産会社から「高値で買いたい」と言われても断り、自社で買い主を見つけて安く売ってしまいます。このように、自社だけで囲い込んでしまうので「囲い込み」と言われているのです。
囲い込みをされると、売り主にとっては「もっと高く売れるはずだったのに、安く売らざるを得なかった」事態が起こります。囲い込みをしない不動産会社を選ぶことが、マンション売却で失敗しない重要ポイントです。

イエシルでは、囲い込みをしない不動産会社のみを厳選して紹介。
 もし囲い込みが発生した場合には、厳しいペナルティが課せられます。

(1-3)肌が合う

実績があり信頼できる不動産会社であっても、会社や担当者の雰囲気によって、合う・合わないがあります。

「無骨でぶっきらぼうでも結果を出してくれる人ならOK」という人もいれば、
「マスコミで良く知られているような有名な企業が良い」という人、
「物腰が柔らかくて安心して話せる人が良い」という人もいます。

マンション売却は、最低でも3ヶ月程度はかかる息の長い活動です。
不動産会社は、その長期戦を一緒に戦ってくれるパートナーなので、肌に合う人をしっかりと選びましょう。

得意ジャンルが合っていて、囲い込みをしない不動産会社を絞り込んだら、あとは実際に3店舗ほど行ってみましょう。顔の見える距離で相談してみて、自分の肌に合う・合わないを確認するのがオススメです。

イエシルでは、じっくりと担当者とお話できるように、ご紹介するのは最大3店舗までに限定。
自分の肌に合った不動産会社が分かります。

イエシルで自分に合う不動産会社を見つける

2.不動産会社が「動きやすい状態」を作る

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優秀な不動産会社ほど、人気が高く沢山のお客様から依頼を受けており、本気度が高いお客様のために日々忙しく走り回っています。必然的に、冷やかしのお客様や信頼関係ができあがっていないお客様には、時間を割きづらい事が多いです。
良い不動産会社を見つけたら、単に依頼するだけではなく、相手としっかり信頼関係を作り、パートナーシップを築くことが重要になります。
「信頼できる大事なお客様だ」と理解してもらうことで、不動産会社の売却活動にもさらに力が入りますので、動きやすい状態を作ることが出来ます。

(2-1)しっかり連絡を取る

不動産会社は、詳しい状況をヒアリングし、お客様に合った提案をするために連絡を取り合います。
「時間がかかってもいいから高く売りたい」のか、「住替えをするので絶対に3ヶ月以内に売りたい」のかによっても、金額や売り方の手法は変わってくるため、状況をヒアリングしないと、正しい提案ができないのです。
しかしごく一部のお客様は、不動産会社からの連絡を無視したり、とりあえず査定結果だけメールで送らせて音信不通になるケースがあります。
このような事が起こると、一部のお客様の対応をするために、順番待ちをしている「本気で売りたいお客様」がサービスを受けられなくなってしまいます。
しっかり連絡を取らないと、不動産会社からの信頼を失ってしまい、後で本気で売却しようと考え、再度依頼をしようとしても、断られる可能性が高まります。

結果として、自分で自分の首を絞めてしまい、良い不動産会社にお願いできなくなってしまうことも。このような事態を防ぐためにも、不動産会社を大事なパートナーとして扱い、しっかりと連絡をとりあうことを重視しましょう。


(2-2)「紹介」で行くこと

不動産の売却は、1つ1つの作業に手間暇がかかるため、大勢のお客様を同時に対応することが出来ません。
特に人気の不動産会社ほど、すでに多くのお客様を抱えているケースが多く、新たに依頼しようと思っても順番待ちになるケースがあります。

そんな時に有効なのが、通常の申込ではなく、「紹介」で不動産会社を尋ねること
すでに信頼関係のある第三者からの紹介であれば、最初から「お得意様」としての対応が受けられます。

イエシルでは優良な不動産会社のみを厳選して、信頼できるお客様だけを紹介しているため、各不動産会社との信頼関係が出来ています。
そのため、イエシル経由で来店した場合、「紹介枠」としてしっかりとした対応を受けることが可能です。

イエシルの紹介で不動産会社に行ってみる

(2-3)不明点は積極的に聞く

ほとんどのお客様は売却の経験がないため、分からないことも沢山あるのが普通です。
不動産会社とお話して、分からないことをそのままにしておくのではなく、しっかり質問して理解しておくことで、売却活動がスムーズに進みます。
不動産会社としても、たくさん質問いただける意欲の高いお客様は嬉しいものですので、ぜひ遠慮なく質問をぶつけてみましょう。

(2-4)「所有者本人」が、「温度感高く」行く

ときどき、所有者本人の許可を得ていないのに、ご家族が相談に来るケースがありますが、通常の不動産会社からは敬遠されてしまいます。
マンションを売却できるのは所有者本人ですので、ご家族がどれだけ相談されても、「ご本人の意向を伺いましょう」以外のアドバイスが出来ません。
また、許可なく売却相談をしていたことが本人に知られると、大きなトラブルになるケースがあるため、不動産会社によってはお断りすることが多いようです。
不動産会社への相談は、あくまでも所有者ご本人様が行うのが原則です。どうしても本人が多忙などで動けない場合は、依頼書・委任状などを書いてもらった上で、代理の方が相談してみましょう。

また、売る気がないのに「値段だけ知りたい」と問い合わせをする方もいますが、このようなお客様は、ちゃんとした対応を受けにくくなります。(他に本気で売りたい方が沢山来ていますので、当然そちらが優先されます)
実は売却査定を出すだけでも、不動産会社にとってはかなり労力がかかる作業です。
売る気がない時に興味本位で依頼をしても、冷やかしとみなされてしまいます。後日、本当に売ろうと思った時に、信頼されなくなる可能性がありますので、不動産会社に依頼する際には冷やかしでなく、しっかりと検討を行いましょう。

(2-5)相場を理解した上で意思決定する

マンションの売却は、相場で売り出したとしても、平均3ヶ月程度かかると言われています。
相場より高い価格で売り出した場合は、売却期間は半年以上かかる事が多く、必ず売れるかどうかも不確実です。
確実に売りたい場合は、逆に相場よりも安く売り出すことが必要になります。
このように、早く確実に売りたいのか、時間がかかってもいいから高めの金額でチャレンジするかは、自分の状況に合わせて意思決定することが大事です。

自分の物件の相場を聞いてみる

3.見積もりを取りすぎると「逆効果」

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マンション売却も、引っ越しと同じように「一括査定」というサービスが存在します。
一度に沢山の会社から見積もりをもらえるので人気があるのですが、実はマンション売却においては「見積もりを取れば取るほど、売りにくくなる」という落とし穴があります。

なぜ、見積もりを取るほど売りにくくなるのか?

それは、不動産会社の視点で考えてみると理解できます。
不動産会社からすると、最大10社に査定依頼を出していることが分かっているので、10社の中で勝ち残ろうと考えます。
ほとんどのお客様は「高い査定額」を重視するので、不動産会社側も高く値付けを行います。
ただしこの金額は、不動産会社が支払うのではなく、あくまでも査定額にすぎないので、現実には売れないような高い値段をつけても、不動産会社は損をしません。
すると一部の不動産会社では、「ホントはこの値段で売るのは難しいけれど、契約を取るために高めに値付けしておこう」と考えるケースが発生してしまいます。

一括査定のように沢山の会社に依頼を出せば出すほど、不動産会社側も現実から乖離した値段を付けざるを得ない仕組みになっているのです。

まりに高すぎる査定額が出てしまうと、後々まで大きな悪影響が生まれます。
売れない金額で何ヶ月も売却活動を続けて、徐々に値段を下げていくことになります。相場並みの金額に修正されるまで多くの時間が必要になり、その間はムダな時間を過ごすことに。
多くの会社に依頼をしたことで、結果として不必要に時間がかかり、機会損失が発生してしまうのです。

イエシルでは、紹介する不動産会社を最大3社までに限定。正しい金額が早く分かるので、機会損失を発生させません。

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