【スペシャル対談】人気漫画『正直不動産』の原案・夏原武先生×IESHIL事業責任者・川名

契約のためには都合のいいことだけ。嘘をつくのもなんのその。しゃべりを武器に抜群の営業成績を誇る登坂不動産のエース・永瀬が、ある日、アパート建設予定地にあった祠を壊したことから祟りを受け、嘘がつけなくなってしまう。千の言葉のうち真実は三つしかない――。「千三つ」と言われる不動産業界を、正直さで生き抜くことはできるのか。そんな不動産営業を巡る悲喜こもごもを描いた人気漫画『正直不動産』の原案を担当する夏原武先生とイエシル事業責任者の川名正吾が、不動産業界の未来について語った。

更新日:2023年09月21日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • 業者と消費者の間に誰もいない。だからマンガを出した
  • 正直不動産とIESHILは業者とエンドの情報格差を埋める挑戦
  • IESHILの中立相談、敏腕営業マッチ等の新しい挑戦が業界に必要

■イエシルの今後

川名:私たちは提携先の不動産業者から広告宣伝費をいただいています。完全中立かというと利害は発生しています。少し違うことといえば、ユーザーにマイナス面を伝えていくことに対して「確かにね。いいかもね」と理解いただいた不動産業者のみ提携へと進みます。中立に近い立場をキープできる所以はこのあたりにあります。

夏原:ビジネスである以上、利害関係は絶対に発生します。でも、そのなかで何割消費者の方を見てくれているかって、すごく大事なところですよ。イエシルさんがやっているのは「業者さんイジメ」ではなくて、消費者の納得感を高めることだから業者にとってもユーザーにとってもウィン-ウィンだと思いますよ。

 不動産の売買は額がものすごく大きいので、ユーザーは不安です。そこに間に入ってもらって、「この値段が妥当だと思いますよ」「こういった業者さんは信頼できると思いますよ」とアドバイスをもらえるだけでだいぶ違う。イエシルさんも言う以上はある程度の責任を感じるから、適当なことは言えないじゃないですか。一方、不動産業者だとどうしても自分のノルマ達成が目的になってしまう。買うにしろ、売るにしろ、ユーザーが求めているのはその手前の話だと思うんです。

川名:そう思います。私たちのところに相談に来る方も、そういう方が多いです。でも、まだまだ大半の人は相談したいと思ったときに思い浮かぶのが不動産業者だけなんですよね。イエシルはその手前の段階でありますよということを、私たち自身もっと伝えていかなければいけないと思っています。

夏原:事前に相談するのが当り前になってほしいし、それを期待したいですね。不動産を売りたい人、買いたい人がまずやるべきは、仲介の人と話すことじゃなくて、第三者的な目線を持ったイエシルさんのようなところに相談することです。ハンコ付いたあとにトラブルがあっても、弁護士に駆けこんでもどうにもなりません。不動産トラブルは契約後が多いけれど、結局消費者が泣くしかない。


■不動産業界の未来

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