【売却インタビュー第9回】東京都内のマンションを売却したIESHIL会員吉川様(仮名)に体験談を伺いました。 ご検討からのマンション売却のエピソードをご紹介いたします。
更新日:2017年11月13日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
IESHIL編集部東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。
ところが吉川さんは、それよりも200万円も高い【4700万円】で売却することに成功しました。
なぜ、高値で売却ができたのか? それには、吉川さんの綿密な戦略が関係しているようです。
そんな彼の売却ストーリーを追ってみましょう。
吉川:当時は郊外の実家に住んでいたのですが、都内の会社まで少し遠かったことです。いつか一人暮らしをしてみたいと思っていたので、ちょうどいいタイミングかなと思ったわけです。
最初は勤務先にアクセスの良い場所で、40㎡ほどの賃貸マンションを探していました。ところが、山手線沿線だと家賃が月20万円近くかかり、なかなかの負担です。こうして念願の一人暮らしがスタート。床暖房がついているなど設備は最新でした。
快適な生活を送っていましたが、ここに住み続けようという意識はなく、「高値になった時点で売りたい」とも考えていたので、定期的にネットで相場を調べたりしていました。
結婚を機に、マンションは手狭になり、引っ越すことに決めたので、さっそく不動産会社に声をかけはじめました。
吉川:賃貸に回せば、いざ売却しようという時、市況がどうなっているかわかりませんからね。確実に高値で、売却益を得られる時に手放したいと思いました。
ネットの一括査定を利用すると5社ほどから返事がありました。ほとんどの会社が4300万~4500万円の中で査定額を出してきたのですが、一社だけ最高で4600万円という価格を出してきました。その頃、ちょうど同じマンションの1室が売りに出ていました。売り出し価格は4500万円。
こうした価格も踏まえ、売却価格は300万円近く上乗せした4780万円にすることにしました。
相場以上の価格で売りたいという思いと、そもそものりしろを設けることで、価格交渉にも応じやすくなるという考えもありました。
吉川:決め手になったのは、すばり“営業マンのクオリティ”。
ある外資系の営業マンは、身だしなみがとてもスマートでした。
靴、スーツ、腕時計など、いずれも控えめなデザインですが、非常に上質。胸ポケットからは高級万年筆がのぞいていました。
この人なら、「不動産という高額な商材」を「任せても大丈夫」と感じました。
加えて、私が買った物件は銀座にも近いので、当初から、外国人が投資用に買うかもしれないとも考えていました。
「銀座」の地名を冠したマンションを選んだのは、そういった狙いがあったからです(笑)。
この不動産会社は外資系なので、そういった方々を顧客に持っている上にハイクラス物件の仲介実績があった。
こういった条件で比較すると、この会社がもっとも頼りになりそうだということで、昨年8月に専任媒介契約を結びました。
吉川:自社のデータべースと近隣エリアのチラシ配りを中心に集客してくれました。
すぐに10組ほど内見がありましたから、かなり力を入れてくださったと思います。週末が中心で、内覧の平均時間は20分程度でした。
より魅力をアピールするために、自分でもオリジナルの資料をつくり、内覧の方に配っていただきました。
それは、マンションから都内の主要エリアまでの移動時間や近隣のスーパーなどを紹介したチラシです。
住んでいる自分の方が、営業マンよりも生活に根差した情報や立地の良さを知っているから細かくアピールできますからね。少しでも高く売るための努力は惜しみませんでした。
もちろん、内見に備えて水回りはピカピカに磨き、花も飾るなど、見栄えの面でも工夫を凝らしました。
――今回の売却は成功したと思いますか?
吉川:そうだと思います。4500万円だとラクに売れるとわかっていましたが、それに甘んじることなく、自分の予測に基づき行動しました。最終的に80万円の譲歩はあったものの、それは織込み済み。
売却価格はもちろん、当時の市況よりも上値で売却できたので満足しています。
私の場合、焦って売る必要はなかったので、それも功を奏したのでしょう。
不動産の売却は時間的な余裕をもって進めるべきだと痛感しました。
また、私がチラシを作ったように、不動産の売却は少しの努力で100万~200万円高く売ることができます。
その手間は惜しまないほうが良いでしょうね。
ただし、子どもが増えたりすると手狭になるかもしれませんし、ライフスタイルの変化で売却することは視野に入れていています。
その時もIESHILも含めた便利なサービスは使っていこうと思います。
――IESHILにもご登録いただいているようで、ぜひお手伝いをさせてください。
中立的な立場から不動産会社を厳選し無料でご紹介しているので、「不動産会社に行くのはまだ不安」という時にもご利用いただけますよ。
改めて、本日は貴重なお話ありがとうございました。
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