マンション売却の注意点まとめ。成功するための5つのポイントとは?

マンションを売却するなら、できるだけスムーズに好条件で売却したいですよね。マンション売却を成功させるために、注意しておきたいポイントをまとめました。

更新日:2016年07月11日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

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東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

注意点その1:売却を決めたら査定に必要な書類を手元に揃える

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マンションを売却することを決めたら、まずは情報収集からスタートします。
同地域で似たような間取りのマンションがいくらで売れているのかと売却価格の相場を調べたり、実際に査定してもらったりするためには、自分のマンションの詳細な情報が必要です。
そのためには、下記のような書類をまず手元に揃えておきましょう。

売買契約書や重要説明事項などの書類
購入したときの図面やパンフレットなど
固定資産税納付書 など

インターネットでの無料査定などを利用する際は、上記のような書類が手元になくても査定することができますが、最低でも下記のような情報は把握しておきましょう。

マンションの占有面積
間取り
築年数
修繕した箇所 など

これらの資料や情報を用意しておくことで、実際に売却できる価格に近い相場価格や査定額を知ることができます。

注意点その2:事前に売却価格の相場を調べよう

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前述のとおり、マンションの売却を決めたら、まずは情報収集のために相場価格を調べることが大事です。
相場を調べるには、不動産会社のウェブサイトやチラシ、インターネットでの無料査定サービスなど利用するのもおすすめですが、一番おすすめなのは実際に不動産会社に足を運んで査定を依頼することです。
不動産会社にマンションの査定を依頼するのであれば、最低でも3社にお願いした方がいいという人も少なくありません。というのも、不動産会社には大手でネットワークのある会社もあれば、地元に密着した会社もあります。それぞれ強みの異なる会社にマンションの査定を依頼して比較することで、適正な相場感を知ることができると言われています。

またマンションの査定には、最近の取引事例や市場動向などを考慮して、電話やメールなどで概算の査定額を出してもらう「簡易査定」と、実際に売却対象のマンションを訪問して査定額を算出する「訪問査定」があります。どちらの査定方法を選んでも構いませんが、当然ながら訪問査定のほうがより現実的な査定額を提示してもらうことができます。

複数社にマンションの査定を依頼する際に注意しておくことは、すべての不動産会社に同じ情報を提示することと、他の会社にも査定を依頼していることを伝えておくこと。同じ条件を提示した上で、どういった根拠で査定額を算出したのか、それぞれ比較してみましょう。複数社から査定してもらうことで知識を得ることもできます。そして、それぞれの会社の対応の仕方も比較して、最終的にどの不動産会社に仲介を依頼するかを検討しましょう。

注意点その3:不動産会社との契約形態はじっくり検討しよう

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複数社の不動産会社にマンションの査定を依頼して、査定額や対応の仕方などさまざまな条件をふまえたうえで最終的にどの不動産会社に売買の仲介をしてもらうかを決めていきます。
不動産会社に仲介を依頼してマンションの売却を依頼する際には媒介契約を締結します。媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つの契約形態があり、いずれかを選ぶことができます。

一般媒介契約…売却したいマンションを複数社で販売することができる(複数社で契約することができる)し、自分でも買い手を見つけることができる。
専任媒介契約…売却したいマンションを1社でしか販売できないが、自分で買い手を見つけることもできる。
専属専任媒介契約…売却したいマンションを1社でしか販売しない契約。自分で買い手を見つけることもできない。

一見、一般媒介契約のほうが売却の機会が広がるように思いますが、不動産会社としてはあまり力を入れない傾向があり、なかなか売却できないといった声も聞かれます。専任媒介契約や専属専任媒介契約であれば、不動産会社として他社にはない物件を確保できるというメリットを得られるため、熱心に売却してくれる傾向があるとも言われています。

ただし、今は不動産会社同士で物件を共有するシステム「レインズ」や、複数の不動産情報サイトがあるため、複数の会社と契約を結んでできるだけ多くのサイトに露出できる一般媒介契約をすすめられる傾向も高いです。
いずれにせよ、不動産会社と媒介契約を結ぶ際には、複数の不動産会社を比較しつつ、どういう条件で売却したいのかをふまえて、じっくり検討することをおすすめします。

注意点その4:マンションの状態は正直に伝えること

マンションを購入したいと考えている人が現れたら、内覧などの際には誠実に対応し、マンションの状態も包み隠さず正直に伝えるようにしましょう。

例えば、居住中に補修した部分や修理した箇所、不具合がある部分などがあればどんな小さいことでも事前に伝えておきましょう。マンションの売買契約は信頼関係があるからこそ成立する部分もあります。もし、重大な瑕疵を隠蔽していたとなると、マンションを売却した後に賠償問題に発展する可能性がありますので要注意です。

注意点その5:希望通りの価格で売却できるとは限らない

マンションの販売価格はあくまでも相場金額や物件の状態などをふまえて査定したうえで算出したもの。そして、購入希望者との交渉によって、最終的な売却価格が決まります。
つまり、希望通りの価格で販売価格を決めることもできないし、販売価格通りに売却できるとも限らないということです。

近年中古マンションの人気も高まりつつあるとはいえ、日本はまだまだ新築マンションや築浅マンションの需要が高いため、立地やマンションの状態がかなりいいものでないかぎり、高値で売却するのは難しいと言われています。
つまり、売主の希望価格で売却が決定するということはほぼないと考えておいたほうが良いでしょう。

そのため、マンションを売却するときは、購入希望者からの価格交渉に応じる姿勢を持つことがとても大切。もちろん、売却するかしないかを最終的に判断するのは売主の自由なので、希望価格からあまりにもかけ離れている場合は安易に応じる必要はありません。
ただし、売却交渉に応じる姿勢がないと不動産会社からの販売活動を打ち切られる可能性もありますので、注意しましょう。

マンションを売却する際に心に留めておいてほしい5つの注意点をまとめました。大切な資産を売却するわけですから、マンション売却を成功させるためにも今回ご紹介した5つの注意点をぜひおさえておきましょう。

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