こんにちは。 イエシルの不動産アドバイザーの石井です。 マンション売却のポイントがわかる市況レポートをお届けします。 ご確認後は、ぜひイエシルでマンション価格の確認をしてみてください。
マンション価格が上昇している今、より高値で売却するためには市況を知ることが大事です。まずは、2023年7月度の価格推移・物件数の推移をご覧ください。
新規売出し物件の㎡単価が、成約㎡単価を下回る

東日本不動産流通機構 レインズタワーよりイエシル編集部作成|首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中古マンションの㎡単価と物件数の推移
- 成約㎡単価:71.92万円/㎡(グラフ赤)
- 新規売出し物件の㎡単価 :71.61万円/㎡(グラフ青)
- 売り出し中物件の㎡単価:73.30万円/㎡(グラフ緑)
大きな差ではありませんが、グラフの推移をみると、新規売出し物件の㎡単価(グラフ青)が成約㎡単価(グラフ赤)を下回るのはかなりめずらしいこととお分かりいただけるかと思います。
これまで価格の高騰が続いていましたが、適正価格でないと売れ難い傾向になりつつあると判断し、売り出しを開始する際に強気の価格設定を控えるケースが多くなったのではと推測されます。
マンション売却を検討されている方は、今まで以上に市況を把握し、適正価格を意識することが重要です。
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成約件数も引き続き増加。売買が活性化している
先月、3ヶ月ぶりに増加した首都圏の成約件数。
今月も引き続き増加し、不動産売買の繁忙期である2月と同程度の件数にになっています。
(2月:3,240件|7月:3,236件)
■7月度 中古マンション成約件数
- 首都圏全体: 3,236 件(前年比+4.3%)
- 東京23区:1,472件(前年比+4.3%)
- 多摩:282件(前年比+3.7%)
- 横浜・川崎市:552件(前年比+9.7%)
- 神奈川県他:221 件(前年比+4.2%)
- 埼玉県:337件(前年比-0.6%)
- 千葉県:372件(前年比+1.4%)
売り出し中の物件数も2桁アップ。物件数がコロナ禍前の水準に
売り出し中の物件数は、コロナ禍で最も落ち込んだ時※と比べると、7月度は133.2%増の46,235件まで盛り返しています。これは、コロナ前の47,680件と並ぶ勢いです。
※2021年:34,722件
では、売り出し中の物件数が増えてくるとどのような影響があるのでしょうか。
それは、物件数が増え始めると需要に対して供給量が多くなることで、一般的には半年程度で成約価格が低迷してくるといわれています。
今後も物件数が増え続けると、今までのような高額での取引が望めなくなる傾向に転じる可能性があります。
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成約㎡単価が前年比で上昇傾向。在庫の増加で、下落傾向に転じるか?
首都圏のすべての地域で、引き続き価格上昇が続いています。
- 東京都23区:103.06万円/㎡(前年比+3.3%)
- 多摩: 51.17万円/㎡(前年比+3.0%)
- 横浜・川崎市:61.64万円/㎡(前年比+8.8%)
- 神奈川県他:42.06万円/㎡(前年比+8.0%)
- 埼玉県:44.10/㎡(前年比+5.9%)
- 千葉県:38.00万円/㎡(前年比+7.0%)
しかし、前述の通り、売り出し中物件数が増え始めて半年程度で成約価格が低迷してくるといわれているので、いつ価格が下降傾向に転じるか分からない状況です。
できるだけ高値で売却するためには、プロに相談し率直な意見をもらうことも大切です。
イエシルでは価格説明だけではなく、様々な不動産の知識を提供しています。
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この記事を書いたのは… IESHIL(住まい/不動産投資のミカタ)事務局 アドバイザー 石井 友里恵
■自己紹介:大手不動産会社勤務時代は、土地、マンション、戸建、投資不動産の賃貸売買の仲介を経験しました。 これまでの経験を活かして、お客様の状況に寄り添って、わかりやすいアドバイジングを心がけております。お気軽にご相談ください。 所有資格:宅地建物取引士|不動産仲介営業歴 10年
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