幸せな二人暮らしとは?間取りや生活費から考える理想の同棲生活!

夫婦やカップルで物件を選ぶ際に、お互いの理想を満たす良い物件の選び方が分からない!こう思われる方は多いと思います。ましてや、せっかくの同棲ともなれば後悔はしたくないですよね。この記事では、間取り選びと風水について、お互いの価値観の違いについて、不動産のプロの実体験をご紹介します。ぜひご参考になさってください。

更新日:2024年06月14日

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株式会社リブセンス

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東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

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同棲にオススメの間取りは?

良い物件の選び方が分からない!こう思われる方は多いと思います。ましてや、せっかくの同棲ともなれば後悔はしたくないですよね。

この記事では、間取り選びと風水について、不動産のプロの実体験をご紹介します。ぜひご参考になさってください。


同棲にオススメの間取りは1LDK

まずは、同棲にオススメの間取りから紹介したいと思います。

実際に不動産仲介会社に足を運んで伺ったところ、『新しく同棲される方は1LDKか2LDKを選ばれる方がほとんどです。特に1LDK人気が高く、全体の7割くらいの方が選ばれます。』とのお答えを頂きました。

また、お互いのプライバシーを重視される方は2LDKを選ぶ方が多いようです。2LDKは予算的に厳しいけどプライバシーもできれば重視したいという方には、ベッドルームが若干広めの1LDKもオススメです。

なぜかというと部屋の形にもよりますが、5畳程度あればシングルベッドが2台置けますので、同じ布団で一緒に寝ることに抵抗がある方にも安心だと言えます。2LDKは1LDKに比べて2割~3割ほど家賃が高いと言われていますので、予算と相談して決めましょう。


間取りを決める時に風水を意識しすぎない

間取りを考える際に風水を重視される方は多いかと思います。特に同棲に向けて借りる物件なら尚更気にされる方も多いでしょう。しかし、風水にこだわりすぎるとかえって引っ越しがうまく行かなくなってしまうかもしれません。例えば、「日当たりの良い物件」などの条件は多くの方が気にされるので合致する物件も多いです。

一方で、「トイレが○○(方角)」などの細かい条件は、かえって物件が探しにくくなってしまいます。また、2月から4月の春先にかけては、異動や進学に際した引っ越しが非常に多くなります。そのため、物件の流動性が高く、せっかく見つけた良い物件もすぐに埋まってしまいます。

どうしても譲れない方以外は、風水にこだわりすぎるのも良くないと言えるでしょう。



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同棲にかかる初期費用と生活費はどうすればいい?

引っ越し後は出費が重なることもあり、お財布が寂しくなりがちです。せっかくの同棲を快適に過ごすためにも、資金計画はしっかりと立てておきましょう。特に、初期費用は高額になりますので気を付けましょう。敷金・礼金だけでなく2か月分の家賃や鍵交換の費用、火災保険などが必要なことが多いです。

このほかにも、家具題や引っ越し代、仲介手数料などの出費が考えられるため、しっかりと事前に見積りを出してもらうことをオススメします。

また、家賃を高く設定しすぎないことも重要です。せっかく奮発して家賃の高い物件を契約しても、日々の生活が苦しくては意味がありません。一般的に手取り収入の3分の1が適正家賃と言われていますので、家賃はなるべく収入の3分の1以下に抑えましょう。

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同棲に適した場所とは?

良い部屋が見つかって大満足に終わった引っ越しも、時間が経つにつれ不満が出てくることが良くあります。そんな後悔をしないために、あらかじめ考えておいた方が良いことをご紹介します。


同棲に適した場所の条件は?

まずは、お互いにとって利便性の高い場所を選ぶように心がけましょう。お互いの職場、実家等からの距離を考慮しましょう。駅から近いかどうか、乗り換えがある場合には乗り換えにかかる時間等も考慮すると良いでしょう。

細かいポイントですが、最初はストレスに感じていなかったことも塵も積もれば山となるというように後になって響いてくるかもしれません。ここに関しては、とても慎重に選ぶべきです。

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■場所選びのポイント

①職場から30分圏内
②駅から10分程度
③治安の良さ

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今、あげた3点を主に重視する方が多いようです。通勤は毎日しますし、交通手段がほとんど電車の東京ではとでも重要ですよね。


騒音には注意!

 騒音は実際に住んでみなければ分からないため、悩んでいる方も非常に多いです。あまりに酷い場合だと、再度引っ越しするケースもあります。今回は、そんな失敗を防ぐために、できるだけ騒音の少ない部屋の選び方をご紹介します。

まず、騒音の主な原因ですが、これは掃除機や足音などの生活音が多いと言われています。マンションやアパートでは自室だけではなく、周りの部屋にも人が住んでいるため、生活音が発生してしまうことは仕方がありません。そこで、騒音が気になる方は建物の構造に注目しましょう。

主な建物構造は以下の4つになります。

①W造:木造
②S造:鉄骨造
③RC造:鉄筋コンクリート造
④SRC造:鉄筋鉄骨コンクリート造

RC造やSRC造は床や壁がコンクリートのため木造に比べて遮音性が高いです。不動産屋などで紹介される資料には明記されている場合が多いので、ぜひ注目してみましょう。

また、建物構造の他にも気を付けるべき点があります。主に都市部に多いと言われているのが交通騒音の問題です。同棲をする際に、お互いの通勤を考えて都市部の物件を借りることも多いかと思われます。都市部の物件では、大通り沿いの物件に注意しましょう。

交通量の多い大通り沿いの物件は、交通騒音が気になるケースがあります。特に1階や2階といった低層階では、道路が近いため気にされる方が多いようです。


環境省では、人の健康のために維持されるのが望ましい基準を以下のように明示しています。

昼間:55dB以下
夜間:45dB以下
(特に「専ら住居の用に供される地域」、「主として住居の用に供される地域」について)
出典:http://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html

このように環境省は55dBを騒音の基準としていますが、幹線道路などの大通り沿いでは80dBを超えることもあると言われています。そのため、内見に行った際は必ず確認することをオススメします。また、最近ではスマートフォンで騒音を測れるアプリもありますので、試しに使ってみるのも良いかと思います。


同棲に必要な設備とは?

共働きともなると、家事に費やせる時間はそう多くありません。最悪、家事分担が同棲解消のきっかけとなることも。そのため、家事に関する設備の確認は必須です。特に雨の日や夜でも洗濯物が乾燥できる浴室乾燥や、24時間対応のゴミ捨て場は「あったら良かったのに」と後悔される方が多いです。

これらの設備は物件によって異なりますので、是非大家さんや不動産会社に聞いてみましょう。

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同棲に求める物件選びの条件

家を選ぶときにはカップルでもそれぞれ重視するポイントは異なるでしょう。
重視されるポイントはどのような点でしょうか。


こだわりはライフスタイルによって異なる

主に外で仕事をこなす人は、書斎や自分の趣味のための部屋を確保したいようです。
自分の時間や、自分だけの空間があることをとても重視します。
その理由は簡単です。仕事で疲れている時に一人になれる空間や、仕事に関する勉強ができるスペースを確保したいと思っているようです。
疲れていて、余裕のない姿は見せたくないと思うのも理由の一つかもしれません。

反対に、家にいる事が多い人の場合は、洗面台やキッチンが綺麗かどうかや、マンションの外観が綺麗かどうかについて重視するようです。
また、女性の場合は子育ての観点から、治安やどんな人が自分の家の周りに住んでいるのかを重視するようです。


お互いの意見を尊重し合うには?!

お互いに相手がなぜそう思うのかについて考えましょう。先程、述べたように家選びの重視するポイントにはライフスタイルによっても違いがあります。

しかし、それぞれ、しっかり明確な理由もあります。それを理解すれば、自ずと伝え方を工夫できるはずです。また、お互いの欲求を満たす物件が見つからない場合は、マストの条件を見つけて物件の候補を増やしましょう。


結婚など次のステップに進まれる場合は…

同棲をした後、いよいよ結婚となれば、物件の購入も視野にいれる可能性も高いかと思います。
ここでは、そうなった時に必要な資金に関して少し触れます。


資金計画ってどうすればいいの?

マンションや住宅そのものの価格についてはもちろん気になるかと思います。しかし、資金計画についてはどうでしょう。あまり馴染みのないことなので、説明していきたいと思います。


ファイナンシャルプランナーには無料で相談できる?!

次に、お互いの年収や資金計画についてです。これはローンを組む場合のみですが、資金計画を立てる際には、ファイナンシャルプランナーに無料で相談をすることができます。年収を踏まえたローンについての提案はもちろん、貯蓄や子どもが産まれた時の教育費に関しても相談できます。

ファイナンシャルプランナーはどこにいる?

住宅ローン相談会です。では、それは誰が開催しているのでしょうか。大きく3つあります。

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①金融機関

お金を扱う金融機関で、住宅ローンの相談をできるのは当たり前ですよね。

②不動産会社

不動産会社の仕事は、住宅やマンションを購入してもらうことです。その際に、購入するためのお金の手配も業務の一環と言えます。

③ハウスメーカーや公務店

ハウスメーカーや工務店の仕事は、家を作るということです。間取りや耐震性等に関しては詳しいですが、住宅ローンにも詳しいとは限りません。ただ、販売を仲介会社に依頼しない場合、販売サービスの一環として相談会を行う場合があります。

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ローンを組むということは、非常に大きな決断です。だからこそ、専門家の力を借りることをオススメします。なぜ、資金計画をしっかりたてる必要があるのかについては、先ほど述べた通りです。


まとめ

これまで住居選びのいろんな観点や、お互いの譲れないポイントについてご紹介しました。
しかし、不動産で10年間働いたプロが言うには最終決定権の8割以上は女性が握っているようです。
奥さんの満足を叶えた、部屋・物件選びこそが家庭円満の秘訣かもしれませんね。
部屋・物件選びという大きな決断をした後に、その部屋・物件が原因で別居、離婚してしまっては目も当てられません。

夫婦、カップル間で、お互いが納得できる家選びをしましょう。

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