【売却インタビュー第3回】東京都内のマンションを売却したIESHIL会員田中様(仮名)に体験談を伺いました。 ご検討からのマンション売却のエピソードをご紹介いたします。
更新日:2017年08月15日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
IESHIL編集部東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。
どちらのケースも、田中さんは、「不動産の一括査定」で出てきた額をもとに、不動産会社と話し合いながら売却額を決めていました。どうして一件目は下げましょうとの声に踏ん張ることができ、二件目は冷静さを失って下げることに同意してしまったのでしょうか。
今回は、「自信に裏付けられた強気な心」と「焦りが引き起こした弱気な心」が勝敗を分けた
田中さんの売却物語です。
ところがこの会社が紹介してくるのは、2400万円~2500万円に値下げしてほしいという購入希望者ばかり。
何だか、売却を焦っているみたいで急かしてくる。
でも、その価格では、私の収支はマイナスですし、急かされるのも苦手。
3か月の契約期間が切れたら、即座に一般媒介にシフトしました。物件自体のポテンシャルは高いので、複数の不動産会社に競ってもらった方が、好条件の買い手がつくとも思いました。
今回は、ネットの一括査定だけではなく、ネットで見つけた地場系の不動産会社にも声をかけました。
地域に強く有利かもしれないと思ったからです。
狙い通り、地場系の不動産会社の方は、地下にある駐輪場、セキュリティ面といったマンションの良さをうまくアピールしてくださり、30代の独身女性が買い手として浮上。
ほぼ満額の2930万円で売買契約は成約しました。それが、去年の8月のことです。
IESHILについては、利用すれば便利だったのに、残念ながら、当時は知りませんでした。
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そこで、適正価格を知るために、煩わしさもある一括査定を利用したのです。
愛着のあるマンションだったし、そもそも販売に有利だと踏んで購入したので自信もありました。
仕事柄、価格交渉も多い上に、一括査定で価格の裏付けもあったので、専任媒介契約を結んだ会社の2400万円という打診をはねのけることもできたのです。
ここでも、ネットの一括査定サービスを利用し、大手2社、あとは購入した不動産会社にも依頼を出しました。
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各不動産会社と相談した結果、売り出し価格は買値とほぼ同額の2890万円に決めました。
どの不動産会社も頑張って下さり、週末のスケジュールは、ほぼ内見で埋め尽くされるほどでした。
最終的に20組ほどが訪れたのではないでしょうか。
湘南の生活に憧れる30代のファミリー、都内から移住したいシニアのご夫婦などが目立ちました。
ネットに掲載する写真は各社さまざま。
数分でパチパチ撮影するところもあれば、印象がよりよくなるように、できるだけ部屋が広く見えるよう工夫して撮影するところもありました。
もちろん、私たちも、水回りを夫と一緒にピカピカに磨いたり、家具を減らすなど、見栄えには気を配りましたよ(笑)。
それが、かなり苦戦しまして…。
共用部にサーフボード置き場があるなど、地域性を汲んだ魅力的な物件ではあったのですが、競合が多すぎました。
全500戸以上の大規模マンションなので、常に複数の売却案件があります。
私たちが売り出した時には、最大11部屋の売却案件がありました。加えて、私たちの物件はベランダからの景観がよくない。どうしても、広大な庭に面した物件に人気が集中してしまいます。景観の面では明らかに不利でした。
「条件が悪いから、値段を下げた方がいい」
「他の部屋より少し安くすれば、早く売れる」
などと数社から残債が残るような価格に下げることを勧められました。
最初は無視していたのですが、4月になると、さすがに不安になってきました。
今の方針が間違っていないかネットで調べはじめました。その時、はじめてIESHILにたどりついたのです。
それによれば、私たちの部屋の査定価格は3238万円。私たちの売却価格より、はるかに高くて驚きました。
同時に、私たちが決めた価格は、決して高くないと自信がつきました。
あわせてIESHILの不動産会社紹介サービスも申し込み、大手2社と中堅1社をご紹介いただきました。
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すぐに担当者から連絡があったので、売却価格について相談すると「今の価格は妥当性がある」とアドバイスをいただきました。それが、値下げをしないと決意を固める後押しにもなったと思います。
しかし、その不動産会社の提示価格も2600万台。
だんだんそんなものかなぁと思い、1社が出してきた手数料2割引きという言葉につられて、2675万円で手をうつことにしました。忙しい中、二社の不動産会社の間に挟まれて疲れてしまったというのもあります(苦笑)。
冷静に考えると、少し下げ過ぎたたような気がします。
戸建ての住宅の方は、ネットの不動産サイトを参考に探しました。
都内城北地区で最寄駅から徒歩8分、しかも築3年という理想的な物件でした。
最初の価格は3900万円でしたが、転勤で売り急いでいたようでしたので、交渉すると3700万円に下がりました。
5月に契約して、6月には引っ越しました。
いずれにしても、今回の一連の流れで分かったのは、ひとつの不動産会社の言うことだけを鵜呑みにしてはいけないということ。そういう意味で、ネットの一括査定サービスにはとてもお世話になりました。
それと、使うタイミングは遅かったのですが、IESHILのように参考査定価格が明示するサービスは、売却価格の妥当性を確かめるのに非常に便利だと思いました。
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このような情報が、揺らぎそうな自信を支えてくれるのではないでしょうか。
もっとも、私の場合は最後の最後で揺らいでしまいましたが…。
――なるほどです。貴重なご意見、参考にさせていただきます。田中さん、本日はありがとうございました。
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