2026年2月度の首都圏中古マンション市況を一言で表すと、「需要の勢いは衰えず、価格は歴史的高水準を維持している状態」です。成約単価は70ヶ月連続で上昇し、バブル期の水準を上回る状況が続いています。しかし、活発な取引の一方で、エリアごとの明暗や在庫の動きに変化の兆しが見られます。最新ニュースとあわせて、今動くべき理由をプロの視点で解説します。
更新日:2026年03月25日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
IESHIL編集部東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。イエシルは東証上場企業である株式会社リブセンスが運営しています。
2026年2月の首都圏中古マンション成約件数は4,241件となり、前年同月比でプラス2.1%を記録しました。2024年11月から16ヶ月連続で前年比増となっています。
特筆すべきは価格の推移です。成約㎡単価は85.61万円/㎡となり、前年同月比で8.2%上昇しました。
都心部の価格高騰を背景に、購入検討者が周辺エリアへと流入する動きが鮮明になっています。
購入の視点では、都心物件は価格交渉が難しくなる一方で、周辺エリアにおいても需要の高まりにより価格水準が上昇しています。
一方、売却の視点では、こうした需要の広がりを背景に、周辺エリアであっても高値での成約が期待できる状況が続いています。
また、在庫㎡単価は106.60万円/㎡と高騰している一方で、成約㎡単価は85.61万円/㎡と、その差は約21万円/㎡まで拡大しています。
結果として、《相場に合った物件は短期間で成約》し、《割高な物件は在庫として残り続ける》「二極化」が進んでいます。
在庫が減少している間は価格が大きく崩れる可能性は低いものの、強気すぎる価格設定は成約までの長期化リスクを高めます。
こうした一連の動きは、今後の供給のあり方や購入環境にも影響を与える、大きな転換点といえるでしょう。
バブル期の水準を超えた現在の成約単価は、売り主にとって非常に有利な条件です。特に在庫が減少傾向にあるため、競合物件が少ない中で注目を集めやすい時期。ただし、在庫㎡単価と成約㎡単価の差が広がっているので、欲張りすぎず、直近の「成約事例」に基づいた現実的な価格設定を行うことが、機会損失を防ぐ鍵となります。
東京都区部の価格は高止まりしていますが、埼玉県や千葉県などの周辺エリアでは依然として活発な取引が行われています 。金利上昇のリスクを考慮し、無理なローンを組むのではなく、少しエリアを広げて「資産価値が落ちにくい管理状態の良い物件」を探すのが賢明です。在庫が少ない今、希望に近い物件が出たら早めに動けるよう、事前審査などを済ませておくことをお勧めします。
2026年2月のデータは、市場が「高価格・品薄」の状態で安定していることを示しています。しかし、金利動向やエリアによる需要の変化など、潮目が変わりつつあるサインも見逃せません。
不動産取引は一生を左右する大きな決断です。数字の裏側にあるトレンドを理解し、ご自身のライフプランに照らし合わせた納得のいく選択をしていきましょう。
「ご自身の所有物件が、今どれくらいの価値があるか知りたい」「希望エリアの具体的な成約事例を確認したい」といったご要望はございませんか?
より納得して進められるマンション売買のお手伝いができますので、お気軽にアドバイザーにご相談ください。
イエシルコラム編集部
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東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。イエシルは東証上場企業である株式会社リブセンスが運営しています。
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