【2026年3月発表:最新版】中古マンション価格はバブル期超えの中、成約と在庫の平米単価に21万円の差。売れ残る物件の共通点は?

2026年2月度の首都圏中古マンション市況を一言で表すと、「需要の勢いは衰えず、価格は歴史的高水準を維持している状態」です。成約単価は70ヶ月連続で上昇し、バブル期の水準を上回る状況が続いています。しかし、活発な取引の一方で、エリアごとの明暗や在庫の動きに変化の兆しが見られます。最新ニュースとあわせて、今動くべき理由をプロの視点で解説します。

更新日:2026年03月25日

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東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。イエシルは東証上場企業である株式会社リブセンスが運営しています。

この記事の要点
  • 成約件数16ヶ月連続増。価格はバブル超えが定着
  • 在庫件数7ヶ月連続減も、相場に合う物件はすぐ売れ、高い物件は残る「二極化」が加速
  • 新築の値上がりが中古の価格をおし上げる状況が続き、今後も強気な相場が予想される
  • 短期転売対策の導入で、投資目的の購入をおさえるルールが広がる見込み。売却時の制約に注意
  • プロからのアドバイス:「適正価格」を把握することが売却成功の鍵。中立な立場の専門家へ早めの相談を

不動産会社ではない中立メディアのイエシルが、営業要素ゼロの価格を算出します。

ネットや本で調べてわからなかったところを不動産経験豊富な担当に質問できる。 あなたのためのアドバイザーとして、売り時・買い時判断やあなたに合った物件の見つけ方、業界の仕組みまで、中古マンションの購入・売却のノウハウをアドバイスします。

■2026年2、3月度のTOPICS

TOPICS1  中古マンション、16ヶ月連続の成約件数増と「バブル超え」の成約価格が定着

2026年2月の首都圏中古マンション成約件数は4,241件となり、前年同月比でプラス2.1%を記録しました。2024年11月から16ヶ月連続で前年比増となっています。

特筆すべきは価格の推移です。成約㎡単価は85.61万円/㎡となり、前年同月比で8.2%上昇しました。

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この数値は、1990年9月に記録したバブル期の水準(85.50万円/㎡)を引き続き上回っています。
しかし、成約件数の内訳を見ると、東京都区部とそれ以外のエリアで傾向に差が見られます。


  • 東京都区部 : 2ヶ月連続で前年比で減少。(1,817件、前年比-4.3%)
  • 神奈川県・埼玉県・千葉県 : 前年比で増加。特に埼玉県は549件(前年比+21.5%)と大幅に件数を伸ばしています。

都心部の価格高騰を背景に、購入検討者が周辺エリアへと流入する動きが鮮明になっています。

購入の視点では、都心物件は価格交渉が難しくなる一方で、周辺エリアにおいても需要の高まりにより価格水準が上昇しています。

一方、売却の視点では、こうした需要の広がりを背景に、周辺エリアであっても高値での成約が期待できる状況が続いています。

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TOPICS2 在庫件数は7ヶ月連続で減少。市場は「高値の停滞」と「実需の争奪戦」の二極化へ

市場の需給バランスを見極める上で重要な「在庫件数」に注目すると、2026年2月は45,112件(前年比-0.2%)で、微減ではありますが7ヶ月連続の前年比減少となりました。
新規登録物件は15,453件(前年比-0.3%)と微減していますが、市場の流動性が高く、在庫が積み上がる間もなく消化されています。

また、在庫㎡単価は106.60万円/㎡と高騰している一方で、成約㎡単価は85.61万円/㎡と、その差は約21万円/㎡まで拡大しています。

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これは、売り手の強気な価格設定と、買い手が許容できる価格との間にギャップが生じていることを示しています。

結果として、《相場に合った物件は短期間で成約》し、《割高な物件は在庫として残り続ける》「二極化」が進んでいます。
在庫が減少している間は価格が大きく崩れる可能性は低いものの、強気すぎる価格設定は成約までの長期化リスクを高めます。

こうした市場環境では、購入・売却それぞれに異なる判断が求められます。購入検討者は「出たばかりの良質な物件」を逃さない即断力が重要であり、売却検討者は「相場から乖離しすぎない適正価格」の見極めが、確実な成約への鍵となります。

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TOPICS3 新築市場の「1億円突破」が中古市場を押し上げる

中古市場の強気な価格を裏付けているのが、新築マンションの動向です。不動産経済研究所が3月18日に発表した首都圏新築マンション1戸あたりの平均価格は1億1025万円(前年比38.8%)と6ケ月ぶりに1億円を突破しました。
都心6区は平均1億7,399万円に達しています 。新築の価格がここまで跳ね上がると、比較検討される中古マンションの価格も「相対的に安く見える」ため、中古相場のさらなる押し上げ要因となります。
この「新築の超高騰」がある限り、立地の良い中古マンションの価値が暴落することは考えにくく、中古市場の「強気相場」は当面続くことが予想されます。

TOPICS4 マンション短期転売対策、大手41社が賛同。投機目的の購入抑制へ

3月12日の日本経済新聞で、不動産協会が2025年11月にまとめたマンションの投機的な短期転売を防ぐ対策について、分譲マンション事業を手掛ける41社が「導入を決定」または「前向きに検討」と回答したと報じられました。
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今回の調査で、大手デベロッパーを含む41社が前向きな意向を示したことで、今後は転売制限がある物件が増加する可能性があります。

  • 購入検討者へのメリット: 投機目的の購入が抑制されることで、抽選倍率が適正化され、「実際に住みたい人」が購入しやすい環境の整備が期待されます。
  • 注意点: 転売制限がかかることで、転勤や家庭の事情による「やむを得ない売却」の際の手続き(例外規定の適用)についても、あらかじめ確認しておくことが重要です。


こうした一連の動きは、今後の供給のあり方や購入環境にも影響を与える、大きな転換点といえるでしょう。

プロからの具体的アドバイス

売却を検討されている方へ

バブル期の水準を超えた現在の成約単価は、売り主にとって非常に有利な条件です。特に在庫が減少傾向にあるため、競合物件が少ない中で注目を集めやすい時期。ただし、在庫㎡単価と成約㎡単価の差が広がっているので、欲張りすぎず、直近の「成約事例」に基づいた現実的な価格設定を行うことが、機会損失を防ぐ鍵となります。


購入を検討されている方へ

東京都区部の価格は高止まりしていますが、埼玉県や千葉県などの周辺エリアでは依然として活発な取引が行われています 。金利上昇のリスクを考慮し、無理なローンを組むのではなく、少しエリアを広げて「資産価値が落ちにくい管理状態の良い物件」を探すのが賢明です。在庫が少ない今、希望に近い物件が出たら早めに動けるよう、事前審査などを済ませておくことをお勧めします。

イエシルアドバイザーにより詳しいアドバイスを聞く

2026年2月のデータは、市場が「高価格・品薄」の状態で安定していることを示しています。しかし、金利動向やエリアによる需要の変化など、潮目が変わりつつあるサインも見逃せません。

不動産取引は一生を左右する大きな決断です。数字の裏側にあるトレンドを理解し、ご自身のライフプランに照らし合わせた納得のいく選択をしていきましょう。

「ご自身の所有物件が、今どれくらいの価値があるか知りたい」「希望エリアの具体的な成約事例を確認したい」といったご要望はございませんか?
より納得して進められるマンション売買のお手伝いができますので、お気軽にアドバイザーにご相談ください。

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【中古マンション価格推移】アーカイブ

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