必読!マンション購入で失敗・後悔しないためのポイント7選!

30代というと、子どもが大きくなってきて、そろそろマンション購入も考え始める頃でしょうか。マイホームの購入は大きな買い物です。失敗したくないですよね。このコラムでは、よくある失敗ケースから購入前に押さえておくべきポイントを紹介します。

更新日:2019年09月20日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • マンション購入でよくある失敗・後悔するケースを紹介
  • 各ケースからわかる、マンション購入に失敗してしまう人の共通点とは?
  • 後悔しないために!最低限押さえておくべき情報リスト

はじめに

キレイな部屋を手に入れ、隣人との関係も良好。
子どもが思い切り遊べる公園もあり、治安も良い。
マイホームを手に入れることで、夢のようなハッピーライフが叶うかもしれません。
しかし、マンション購入後に「失敗した」「前の方がよかった」と後悔するケースも実に多いのです。

人生の中でも極めて高い買い物であるマイホーム購入。


後悔は絶対したくない!そう思うあなたのために、IESHILコラム編集部で独自調査を行いました。
本記事では以下の内容をまとめています。

  • マンション購入時によくやってしまう失敗
  • 失敗してしまう人に共通する特徴
  • 失敗、後悔しないために、押さえておくべきポイント


実際のマンション購入時に参考にしてみてください。


失敗しないマンション購入のために一番大事なことは、フラットな立場の信頼できる専門家に相談することです。
本来その役割は、依頼する不動産業者の営業マンなのですが、『本当に自分のためにアドバイスをしてくれているのか』と不安になる方も多いのではないでしょうか?

営業マンの中には自社の利益を重視する人もいるので、必ずしもあなたにメリットがあるアドバイスをしてくれるわけではないのが実情です。
そんな不安が少しでもあれば、セカンドオピニオンを聞くべきです。

さて、セカンドオピニオンは誰にお願いするとよいのでしょうか?
セカンドオピニオンをもらう相談者ですが、できれば友人・知人でマンション取引経験の豊富な不動産会社や不動産鑑定士の人がいるとベストです。
友人というのがポイントで、その方が不動産業者の立場にいると、どうしても自社の利益を求めてしまうので、言えることと言えないことが出来てしまうためです。

不動産に詳しい友人がいらっしゃらない場合は、専門家に無料で質問し放題の『イエシルの個別相談会』をご利用ください。
(所要時間 : 45分程度 / オンラインでのご相談も歓迎)
不動産アドバイザーは全員が不動産営業歴10年以上です。


失敗したら最悪!マンション購入後の後悔4つ

まずは絶対に失敗してはいけない4つのケースについてご紹介します。

これらは事前に調べることで、回避できるものなので、念入りに確認しましょう!

後悔①:費用~見落としがちな「修繕積立金」~

最初に考えるポイントは、マンション購入にかかる費用ではないでしょうか? 物件価格は注意深く見てるものの、諸費用を考えずに見積もりを失敗するケースが多くあります。費用と一口に言っても

  • 契約時:印紙税
  • 決済時:仲介手数料、ローン保証料、建物固定資産税など
  • 入居後:不動産取得税、管理費など 

とそれぞれ場面で支払わなければなりません。
そのなかでも見落としがちな費用としてあげられるのが、入居後の「修繕積立金」です。
ここで注意しておきたいのは、「管理費(日常のマンションの運営費など)」とは別物であるということです。
修繕積立金とは、将来マンションの修理修繕のために毎月支払うお金のことです。「修繕積立金」は年々値上がりします。

「修繕積立金」を考慮してローンを組むことは、長い返済計画と向き合っていく上で大事です。ぜひ、修繕積立金の額についても担当者に確認しながら、ローンの返済計画を立てていきましょう。

関連記事:【年収別】マンション購入費用をシミュレーションで徹底計算!中古/新築比較・諸費用の一覧も【2018年版】

後悔②:間取り~ライフスタイルの変化に対応できない~

子どもが増えたり、夫の単身赴任などライフスタイルの変化によって、当初の想定よりも部屋数が足りなくなることはよくあります。 間取りは部屋の数や種類、予算を考えながら決めていかなければなりません。 一般的に、4人家族の理想の間取りは3LDKですが、子どもの成長に合わせて考えていく必要があります。 マンション購入後に間取りの変更は不可能ではないですが、多額の費用がかかります。 将来の人生プランを思い描きながら、間取りを決めましょう。 

関連記事:家族3人なら何LDKが最適?家族の人数と間取りの関係について調べてみた

関連記事:マンションに付いていたら嬉しい設備8選【パパ編】

関連記事:マンションに付いていたら嬉しい設備8選【ママ編】

後悔③:住人関係~同年代の子どもがいない~

お隣にどんな人が住んでいるのか気になりますよね。マンションの治安や雰囲気などは住人によって左右されます。

同じマンションに同年代の子どもがいる家庭が少ないと、相談できる相手がいなかったり、子どもの遊び相手探しに苦労するケースを見かけます。 住人関係のトラブルや悩みが生じた場合、同年代の子どもがいる家庭が多くあれば、気軽に相談することもできるでしょう。 また、最近ではマンション内でのコミュニティ形成も盛んに行われており、子ども同士の交流も生まれます。 子どもがすくすくと育つ環境を選ぶことも大切です。

不動産会社の営業担当者に

  • マンション住人の年齢構成
  • ざっくりとした所得層
  • 同年代の子どもを持つ家庭の数 

などについて、念入りに確認することをおすすめします。


後悔④:騒音問題~うるさくて平穏に暮らせない~

騒音が原因でトラブルに発展するケースはよくあります。騒音と一口に言ってもいくつか種類がありますが、代表的な例としては以下のものがあります。

  • 生活音
  • 足音
  • ペット鳴き声
  • マンション外部からの騒音 


 購入前に過去にあった騒音トラブルについては担当者に確認しましょう。
また、見落としがちなのはマンション外の騒音です。引っ越した途端に、近隣の工事が始まり、その後数年間騒音に悩まされるようではたまったものではありません。引っ越し先のマンション周辺で、近いうちに工事等がないかを確認することも大切です。 生活するうえで、ある程度の生活音が発生するのは仕方のないことです。 前提として、1つのマンションに多くの世帯があるので、お互いを思いやる気持ちが大事です。

関連記事:お隣の迷惑になってない?マンションの防音対策

「費用」「間取り」「住人関係」「騒音問題」はマンション購入の際に最低限押さえておく4つのポイントです。


見落としがちだけどイタイ失敗!マンション購入後あるある後悔3つ

続いては、最低限注意すべき失敗は回避したものの、つい見落としがちな失敗ケースについて紹介していきます。


①保険の見直し

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マンション購入の際には、団体信用生命保険(以下:団信)と呼ばれる生命保険に加入します。団信とは、死亡または身体障害になったときに住宅ローンが帳消しになる保険です。 団信を生命保険と同一視して、団信加入時に生命保険を解約しまい後悔するケースや、両方に加入して必要以上の保険料を払ってしまうケースがあります。 団信のみ加入の場合 もし一家の大黒柱が事故により死亡または身体障害により働けなくなった場合、団信で住宅ローンを返済することができます。 しかし、団信だけではカバーできないポイントも3つあります。

  • 残された家族の当面の生活費

このほかに加入している生命保険の条件によっては

  • 病気、怪我時の一時金
  • 入院時の1日あたりの給付金

上記の保障も受けられます。

団信だけでは安心せず、生命保険も残しておくと万が一の場合に備えることができます。 団信と生命保険を併用する場合 団信と生命保険の両方に加入している場合、保障内容の重複に注意する必要があります。 例えば、住居費保障の重複などです。この場合、月々の保障費を払いすぎてしまうので、生命保険のプランを見直す必要があります。

②中古住宅を購入後、欠陥が見つかってしまった!

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中古住宅を購入後、欠陥が見つかると辛いですよね…。
そのような失敗をしないためにも、「ホームインスペクション」という制度を紹介します。

ホームインスペクションとは?

ホームインスペクションとは、第3者の立場からおこなう「住宅診断」のことです。具体的には次のようなことをチェックします。 

  • 住宅がどれくらい劣化しているか?
  • 欠陥があるのか、ないのか? 


 住宅に詳しいホームインスペクター(住宅診断士)が、上記のことを調査し、さまざまなアドバイスをおこなってくれます。
また、住宅診断をする方法としては主に2種類あります。

①目視で外壁・室内などの劣化状況を確認する(1次診断) ②機械でくわしく診断する(2次診断) 住宅診断のやり方をもっと詳しく知りたいかたは、日本ホームインスペクターズ協会が報告している診断項目を確認してみてください。
関連記事:
日本ホームインスペクターズ協会 診断項目


ホームインスペクションにかかる費用はどれくらい?

中古住宅を買うとき、主に目視での1次診断がおこなわれます。

金額は会社によって異なりますが、一般的な金額は次のとおりです。

<1次診断(目視)の場合> ・おおよそ 5 ~ 6 万円
<2次診断(詳細診断)場合> ・おおよそ 10 万円 

ホームインスペクションをおこなう場合、事前にオーナーの了承が必要になるので気をつけましょう。

ホームインスペクションは義務なのか? 2018年4月から中古住宅取引の際に、ホームインスペクションを受けたのかどうか「告知」することが義務化されました。
しかし、ホームインスペクションを「実施」することは義務ではありません なお、新築の場合は告知の義務もありません。 新築は柱や屋根、外壁などに関しては10年間の保証が義務づけられていて、安全と判断されているためです。 ホームインスペクションはやるべきなのか?
ホームインスペクションをやっておいた方が想定外の出費をおさえることができます。
また、これから住む家の安全性も確認できるので、やっておいたほうが賢明といえるでしょう。


リフォーム大失敗!?意外と知らない落とし穴!

中古物件の購入となると、後々のリフォーム・リノベーションを考えているかたも多いのではないでしょうか。大きな決断ですし、絶対に後悔したくないですよね。 

よくある失敗は

  • 費用のトラブル
  • 工事の騒音トラブル 

の2つがあげられます。これらのポイントについては、下記コラムをご覧ください。

関連記事:マンションリフォームの費用トラブルを避けるポイント

関連記事:マンションリフォームで騒音トラブルを回避するための挨拶の方法

失敗①:工事中に想定外のことが起こる

古い物件だと水回りなどが劣化しており、工事中に想定外の修繕費が必要になるケースがあります。 また、別の例としては、特殊な配管/建築構造のために想定していた工事がそもそも不可能だと途中で発覚する、というケースもあります。 こうした事態は、マンションの購入の内覧時にリフォーム業者を連れて行くことで回避できるケースが多いです。ふだんの仕事で多くの物件に触れているため、内装から下地や配管を想像することに長けています。 それに加えて、

  • リフォーム・リノベーションしがいがある格安物件を見落とさない
  • 物件価格とリフォーム価格の合計の概算ができる といった利点もあるのです。

失敗②:安さ重視で悪質な業者にひっかかる

ネットで『リフォーム』や『リノベーション』と調べると、多くの施工業者が見つかると思います。なかには、通常では考えられないような格安業者も見つかりますが、要注意です。

もちろん低価格で工事・アフターフォローしてくれるリフォーム会社もありますので、事前にしっかり口コミや評判を調べましょう。

たとえば、うちあわせ不足で工事の詳細イメージが伝わらず、要望通りのリフォームができないというケースをよく聞きます。さらにヒドいところでは、無免許で請け負っている業者もあり、問題がおこって問い合わせると業者が行方不明...なんてことも。

そうした業者を回避する方法としては、リフォーム会社を不動産業界の人に選んでもらうことがあります。
例えば、営業担当者にリフォーム会社を紹介してもらうのも1つの手段ですよね。


マンション購入に失敗・後悔してしまう人の共通点はコレだ!!

マイホームは非常に高い買い物です。

上記のように一度失敗すると、その後長期にわたり後悔し続けてしまいます。 もちろん、誰も失敗したくて失敗している訳ではありません。できれば未然に防ぎたいですよね。 マンション購入に失敗する人にはある共通点があります。 それは、失敗する人は「あらゆることを不動産会社の担当に任せ、リスクやデメリットなどマイナス情報について集めないまま購入を決定する」ということです。
誰もがはじめてのマイホーム購入で、よくわからないため営業担当に任せてしまいがちです。 しかし、担当者がきちんと知識を持っているかわかりませんし、不都合な事実を隠している可能性だってあります。 「よくわからない点や気になる点はあるものの、とりあえず良い人そうだから任せておこう」というマインドでは危険です。むしろ、聞きそびれている点があるかもしれないと疑うくらいがちょうど良いでしょう。


マンション購入後に後悔しないために!どんな情報を押さえるべき?

上記で「不動産会社に任せきりではダメで、マイナス情報についても集める必要がある」と説明しました。
しかし、具体的にはどんな情報を押さえておくべきなのか、イマイチわかりませんよね。。 そこで、確認しておきたいことをチェックリストとして以下にまとめました。 押さえるべき情報を整理しておくことで、事前に失敗をある程度防ぐことができます。

あくまで以下は一例であり、人によって気にするポイントは異なると思いますが、参考にしてみてください。

「費用について」

  • 契約時、決済時、入居後の諸費用
  • 「管理費」と「修繕積立金」のおおよその金額 ・「修繕積立金」の価格変動

「間取りについて」

  • 子どもの成長に合わせた間取り
  • ライフスタイルの変化を想定した間取り
  • 部屋の数と種類


「住人関係について」

  • 同年代の子どもを持つ家族の有無
  • 近隣住人の情報
  • コミュニティの有無

「騒音について」

  • 騒音トラブルの過去の事例
  • マンション周辺の工事予定


「保険の見直しについて」

  • 生命保険の保障内容の確認
  • 団体信用生命保険の保障内容の確認
  • 保険の内容の変更の有無

「ホームインスペクションを行う際のポイント」

  • 費用
  • オーナーの承認
  • 2次診断まで行うかどうか

「リフォームを行う際のポイント」

  • リフォーム業者による物件内覧
  • リフォーム業者の口コミや評判を調べる
  • 不動産業界人によるリフォーム会社の選定



不動産アドバイザーに相談して悩み事を解決できる!?

いかがでしたでしょうか?
失敗しないための要素をご理解いただけたようなら嬉しい限りです。しかし、正直なところ、注意点はわかってもそれをあなた一人のちからで見分けることは難しいと感じましたでしょうか?
そんな不安が少しでもあれば、セカンドオピニオンを聞くべきです。

さて、セカンドオピニオンは誰にお願いするとよいのでしょうか?セカンドオピニオンをもらう相談者ですが、できれば友人・知人でマンション取引経験の豊富な不動産会社や不動産鑑定士の人がいるとベストです。
友人というのがポイントで、その方が不動産業者の立場にいると、どうしても自社の利益を求めてしまうので、言えることと言えないことが出来てしまうためです。
不動産に詳しい友人がいらっしゃらない場合は、専門家に無料で質問し放題の『イエシルの個別相談会』をご利用ください。
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不動産アドバイザーは全員が不動産営業歴10年以上です。
信頼できる不動産営業担当を紹介することも可能です。

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