首都圏中古マンションの成約㎡単価は、 50か月連続(前年同月比)で上昇しています。
中古マンションの成約㎡単価は直近3年間の中で何度も最高値を更新し、東京都23区は2024年にいよいよ111万円超となりました。
実際に、コロナ前の2020年は約78万円だった成約㎡単価が、2021年は約90万円に上昇。そこからさらに上がり続け、ここ3年で約122%も上昇。
このことから同じような中古マンションを売却した場合、2024年と2021年では約1400万円も売却価格に差がある計算です(60㎡のマンションを想定して算出)。
2020年1月は47,624件あった販売中物件数は、コロナを機に激減。供給量の減少から売り手市場となったことが、価格上昇の要因のひとつとなったと言えるでしょう。
しかし、物件数は2023年以降にコロナ前の水準に戻っていますが、価格は上がり続けています。
ウッドショックや人手不足等による人件費高騰の影響で、建築コストが上がり新築の価格が上昇。それにより代替需要で中古マンションも連動して価格上昇したことも要因と言われています。
今いくらで売れるのか、まずはご所有マンションの資産価値・成約の妥当価格を確認してみましょう。
マンション価格高騰の影響で、購入時よりも高く売却できたというケースが増えています。
実際に、イエシルアドバイザーサービスを経由して売却した実績を見てみると、新築時の販売価格と比較して平均で約1850万円アップしていました。
なかには新築時販売価格より、6400万円以上も値上がりした売却事例も出ています。※
※2024年1月以降にイエシル経由で売却したマンションの成約時価格と該当物件の新築時の販売価格の比較(※2024年8月集計)
新築価格との差額
新築価格との差額
新築価格との差額
新築価格との差額
新築価格との差額
もちろんエリアやマンションの個別状況にもよりますが、売り手市場のため購入時価格よりも高い金額で売却できる可能性もあります。
まずは、査定を依頼してマンションの現在の成約妥当価格を把握することをおすすめします。
ここまで、成約㎡単価が最高値を更新や、50か月連続(前年比)中古マンションの価格が高騰している点など、売り手にとって非常に追い風が吹いている状況であるとお伝えしていました。
この価格上昇はいつまで続くのでしょうか?
販売中物件数は2024年に再び減少傾向が見られます。今後の動きに注目です。
一方で金利動向も価格に強い影響があります。長く低金利が続いてきましたが、今後利上げがあった場合、購入者の負担が増えるためその分物件価格を抑えるといった動きになることも予想されます。
この記事は、2024年の6月度レポートをもとにしています。今後どうなっていくのか、最新の不動産市況が気になる方はまずはイエシルで成約の妥当価格を確認し、売り時に関してもプロに相談してみましょう。