「マンションを高く売ります。」
最近そんな宣伝文句をよく見かけます。本当にそうでしょうか?
確かに首都圏で中古のマンション価格は上昇を続けていますが、マンションを高く買ってくれる人がいなければ、この宣伝文句は効果がありません。相場全体が上がっていて一般論として高く売れる可能性はあっても、あなたのマンションが高く売れるかどうかは別の話です。
これからマンション売却を検討している方に、居住しながらできるだけ高くマンションを売却するコツを、25年間不動産売却の実務にたずさわってきた者の視点から3回にわたってお伝えしたいと思います。
マンションを売却しようという方は、あなたのマンションが「商品」であることを認識しましょう。
商品とは、「売り買いする(される)品」のことですが、売買する以上はマンションも商品です。マンションの商品特性は、衣食住の「住の欲求」を満足させるモノです。この「住の欲求」を満たすことができると考える人がいたときにはじめて、マンションの売買が成立するのです。マンションのような高額商品では、特にこの「満足度」が重要になってきます。
このことを踏まえ、1つ質問です。
居住中と空家のマンションでは、どちらが高く売れると思いますか?
不動産会社に同じ質問をすると、ほとんどの場合は「空家の方が売却しやすい」と答えます。
しかし、私どもの実績では、居住中の部屋の方が売主に有利な条件で成約することが多いのです。
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