【「やってはいけない」基礎編】プロが教える「居住中のマンションをできるだけ高く売るコツ」(1)

居住中のマンション売却で「やってはいけないこと」と「やるべきこと」について解説します。

更新日:2016年02月22日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

この記事の要点
  • 売却時は空家よりも居住中のマンションの方が有利
  • 高値での売却のためには購入者の立場で部屋の掃除や片付けを徹底しておく
  • 高値売却には、売り出し後、早いタイミングで決まった方がよいー1ヶ月目が勝負
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「マンションを高く売ります。」
最近そんな宣伝文句をよく見かけます。本当にそうでしょうか?

確かに首都圏で中古のマンション価格は上昇を続けていますが、マンションを高く買ってくれる人がいなければ、この宣伝文句は効果がありません。相場全体が上がっていて一般論として高く売れる可能性はあっても、あなたのマンションが高く売れるかどうかは別の話です。

これからマンション売却を検討している方に、居住しながらできるだけ高くマンションを売却するコツを、25年間不動産売却の実務にたずさわってきた者の視点から3回にわたってお伝えしたいと思います。

マンション売却の時の心構え

マンションを売却しようという方は、あなたのマンションが「商品」であることを認識しましょう。

商品とは、「売り買いする(される)品」のことですが、売買する以上はマンションも商品です。マンションの商品特性は、衣食住の「住の欲求」を満足させるモノです。この「住の欲求」を満たすことができると考える人がいたときにはじめて、マンションの売買が成立するのです。マンションのような高額商品では、特にこの「満足度」が重要になってきます。

このことを踏まえ、1つ質問です。

居住中と空家のマンションでは、どちらが高く売れると思いますか?

不動産会社に同じ質問をすると、ほとんどの場合は「空家の方が売却しやすい」と答えます。
しかし、私どもの実績では、居住中の部屋の方が売主に有利な条件で成約することが多いのです。

空家のマンション売却がなぜ不利なのか?

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